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RAINTOWN マイア編  作者: きゅきゅ
23/37

13日目 悪魔のいけにえ

 腹筋!背筋!スクワット!腕立て伏せ!


 今、私は筋トレに勤しんでいる!


「うおおー、マイア…!かっけーぞ…!」


「マ、マイアちゃん、どうしたの急に!?無理しないで〜」


 シーラはつられて筋トレし始め、ターシャはおろおろしている。今日はだいぶ体の調子がよくなったから、心配することないのに、ターシャは優しいなぁ。


「うん、体力、ないから、さ!魔法の、訓練、だけじゃなく、筋トレ、しよっ、て思って!」


 テレサが頷いて褒めてくれた。


「…えらい。地道な努力が実を結ぶ」


 ターシャはまだ心配そうにしてる。


「マイアちゃん、気持ちはわかるけど、急にたくさんしない方がいいよ。明日筋肉痛で動けなくなっちゃうよ?」


「た、たしかに!…ううーん、今日はこのくらいにしとくかぁ…」


 はぁ…少しでもステータス挽回したくて焦っちゃう。何かしていないと…。

 それに、ずっと不安なんだ…ちゃんとコントロールできてなくて、また無意識にステータス譲渡なんてしちゃったらどうしようって…。


「…不安、焦り、恐怖が見て取れる」


 テレサが無表情ながらも心配してくれてる。


「そうなんだよ…色々…将来の不安っていうか…ツイてないからさ。また嫌なことがあったらどうしよって、思っちゃってね…」


「占ってあげる」


 テレサがどこからか、タロットカードを取り出した。マジシャンみたいにパララララッと操る。かーっこいーい!


「…前みたいに一枚引くの?」


 あの死神のカード怖かったなぁ…。ちょっと気が引けるなぁ…。


 テレサは首を振った。


「本格的に運命を占う。私はおべっかは言わない。ズバズバ言う。だから人気のない占い師だった。それでもいい?」


 私はコクコクと頷いた。おべっか使われても困るし!


「お、お願いします…テレサ先生!」


「いにしえの精霊たちよ…我に力を与えたまえ…」


 テレサが目を瞑って唱え出す…。カードが浮き上がり、ふわふわクルクルと動き出した。すごい!これも魔法?いや精霊?精霊なんて、いるの?


「さあ、迷える仔ネズミよ。恐れずに、そなたの運命を精霊に託せ。カードよ、この者の運命を開示せよ!」

 

 カードがいっせいに光る…!キレイ…。それからいくつかのカードが私の前に並んで浮かんだ。


「結果が出た。見てみよう」


 テレサが目を開けて、カードを見て、しばらく思案する。そして、私の目の前の一枚のカードを指し示した。


「このカード…どう見える?」


 目の前のカードは…。いやだな…。


「暗くて怖い…。嵐が、吹き荒れてる。奥の方に灯台が見える」


「このカードがマイアの運命の主題。"テンペスト"…嵐。波乱万丈の人生。危険に満ちている」


 うわぁ…私の人生、ずっとこうなの…?


「けれど…」


 テレサがカードを指差すと、灯台の部分が光りだした。


「灯台の灯りが眩しいほどに輝いている。マイアの進む道の先には、必ず光がある。暗く厳しい道のりも、希望の光を信じて進むがいい」


 希望の光か…期待してもいいのかな…。


 テレサが、手を伸ばす。嵐のカードのすぐ真後ろに、もう一枚カードがあった。花に囲まれた女性の絵。


「これを見て。彼女は"アイリス"。『友情』が強く表れている。マイアをいつも友が支えてくれる。嵐の中でも。マイアに寄り添い、知恵と勇気を授けてくれる。共に、運命を切り開くことができる。」


 友だちが…いつも支えてくれる…なんて嬉しいんだろう…!


 その時一枚のカードがスッと飛んできて、アイリスのカードのそばに浮いた。


「これ…死神!!?」


 この前と同じ死神のカードだ!


「な、なんで死神のカードが、友情のカードのそばにくるの!?」


 テレサは無表情で首を傾げている。


「…これは…ふーむ…」


「ま、まさか、友達の誰かが危なくなるとか!?まさか私のせいで!?」


 私があたふたしていると、テレサは落ち着いて首を振った。


「ちがう…悪い意味ではないようだ…精霊が何か言おうとしている…」


 私たちは息を呑んでテレサの言葉を待った。


「死神は…友だち…???」


「へ…???」


 テレサは諦めたように首を振った。


「だめ、よくわからない。はっきりしない。ただ、恐れることはないって。気にすることはない」


 ええ…死神が友達って…どういうこと?気になる…。


「…それより続きを」


 テレサは少し下にあったカードを示す。


「マイアの根本にあるもの。"大樹"。マイアは強い。忍耐強く、成長して、たくさんの人を支える。大きなことを成し遂げられる」


 わ、いいな!本当かな?


 

 テレサがカードを束ねようとすると、ぴょこんと一枚のカードが跳ねて落ちた。テレサはそれを拾うと私に差し出した。


「今日の運勢だって」


 私はカードを受け取る。そこに描かれていたのは……どう見ても悪魔!


「うぎゃ!何これ悪魔!今日の運勢悪魔!?悪魔が現れるの!?」


 テレサはちょっとクスリと笑った。


「精霊が笑ってる。イタズラかもしれない。大したことじゃない。看守か魔獣か…そんなところ」


 ええー気になるぅぅーーっ!!


 テレサは何事もなかったように、カードを片付けた。


「今回私は力不足だった。今日のお代はいらない」


 ん!?お代取るつもりだったの!?あっぶなーい!!


「あ、ありがとう。占い、すごかった!嵐は怖いけど…希望があって、友だちもいてくれて、成長して何かを成し遂げられるなんて…本当だったらいいなぁ!」


 そばで見ていたターシャも目をキラキラさせて喜んでくれた。ターシャも前に占ってもらったことがあるんだって。


 シーラがケラケラ笑って横槍をいれる。


「おーい、あんま信じすぎんなよー。マイアはすーぐ騙されるんだからさ」


 テレサが、ふふんとせせら笑う。


「私の占いは当たる。シーラは無鉄砲バカ。過激派の走り屋。出所してもスピード違反で捕まるね」


 テレサがピッと "猪突猛進" のカードを出す。


「くぉんのー!腹黒詐欺師め!テレサの店に突っ込んでやるぞぉ」


 カードを奪おうとするシーラ。結界で防がれて、頭から激突。ほんとに猪突猛進だね!




◇◇◇◇◇




「マイアさん!私の音楽に魔法の効果があるか、確かめたいんだぁ…協力してくれる?」


 鍛錬前に、ウェンディが声をかけてくれた。


「もちろん!私なんかでよければ」


 ウェンディはもじもじと指を合わせる。


「牢の皆にバフ魔法のことを聞いたけど、本当に私の音楽がそれなのか、自信がなくて、話せなかったんだぁ。違ったら、恥ずかしくて…」


 私はウェンディのボサボサ頭をグシャグシャなでる。


「よしよし。確かめて、自信持って、皆に胸張って言えるようにがんばろ!バフ魔法って、魔力を身体に巡らせるんだって聞いたけど、ウェンディも私に対してそうしてたの?」


「んーん、わかんない。昨日はただ、マイアさんが元気になるといいなぁって思って、演奏したの」


「へーえ?不思議だなぁ。気持ちが私に届いたのかな!?なんだかうれしい!」


 えへへ、とウェンディははにかんだ。薄緑のボサボサ前髪のせいで顔がよく見えないけど、小動物みたいでかわいーんだ、これが。


 そうして、鍛錬の時間が始まった。


(トゲタロー師匠ー!音楽聞きにおいでー!)


 ブブブーーンッ!速っ!


『イェア!気分アゲアゲだぜぃ!んじゃ、音楽スタートぉっ!』


 ぅおおーいっ!そんなキャラだったかい!?

 私はトゲタローに背を向けてウェンディに話しかけた。


「今日はアップテンポな曲はやめよっかー。ウェンディ、何か他にある?」


『コラコラッ!バカ弟子!何勝手に決めてんだ!』


 ウェンディは、トゲタローに怯えて私に隠れながら答える。


「あのね、〈炎の舞〉って曲があるの。マイアさんに、ピッタリだと思って。火魔法が強くなるかも!」


 うっははー!


「それ、実現したらうれしい!お願い!」


 ウェンディは両手の平に息を吹きかける。


 ♪♪♪♪♪〜


 わお!タンゴ?情熱的な音楽だ!


「うわあ!ノッてくるー!修行開始!」


『おいおい、師匠を差し置くな!でもマジ、この曲もいいな!』


 私は〈炎の舞〉を聞きながら、炎の五線譜を作った。おお、これは!


「炎の勢いがいいんじゃないかな!?」


(くらえっ!炎の五線譜!)


『げげっ熱そう!避ける!』


 避けられた。


(避けんなよ!実験したいのに!)


 続けざまに五線譜を投げつける。当たった!


『あっぢぃぃっ!!こりゃ威力上がってるな。〈キュア〉!』


 おおっ!すばらしい!


「ウェンディ、すごいよ!確かに威力上がってる!」


 〈炎の舞〉にノッて、五線譜を繰り出していく。楽しい!


『んがぁっ!いー加減にしやがれっ!イライラするっ!』


 う…トゲタローがイライラしてきた。こうなるとスピードアップしてこっちも疲れるからな…。


「ウェンディ、ありがとう。何か他に、試せる曲ないかな?落ち着いた曲がいいけど…うーん…あ、悲しみ!悲しい曲ってある?」


「うん、〈愛しのメアリ〉。メアリが死んじゃうの」


 〈愛しのメアリ〉が流れる。く、暗ーい…。


 私は防御型に五線譜を配置した。


『はーぁ。どんよりすんなぁ。やんなるぜぇ…』


 トゲタローは、ギャウッと吠えて五線譜を吹き飛ばそうとした。

 ふふん。私は秘策を用意してんだ。火玉をポポンッと4つ投げつける。五線譜にくっついて押し留めた!


『何っ!』


(その手はもう効かないよ…)


 音楽が盛り上がってくる。ああ…メアリが病に倒れ…息を引き取る様子が浮かんでくる…あああ、メアリィィィィーーー!!!


 私は悲しみに暮れながら五線譜をどんどん作り出し、五線譜に守られ引きこもって号泣した。火玉をたくさん投げつけて、五線譜にたくさんくっついた。


 気付けば〈愛しのメアリ〉は終わっていた。

 ウェンディも、号泣していた。


「マイアさん…すごい…楽譜みたい…。楽譜がマイアさんを囲んでる…」


 あ…なるほどたしかに…。はからずも面白いことになったよ…いや面白くないの…私は悲しいの…メアリィィィィ…。


 トゲタローがうなだれている。


『はあ…こんな気分は初めてだ…ユーウツってヤツだな。おい、今度はオドロオドロしいのも聞きたい!恐怖だ!恐怖を駆り立てる曲だ!』


(ええ〜やだよ)


『魔女も恐怖で成長すんだろぉが?やってみろや!』


 た…たしかに?


「ウェンディ…怖い曲って、ある?」


「怖い曲!?あ、うん…あるけど…〈悪魔の生贄〉」


 ウェンディが〈悪魔の生贄〉を演奏しだした!

 うわぁぁぁ!怖ぁぁぁっ!なんだこの曲!誰がこんなの作ったんだよ!


『ゲーッゲッゲッゲッ!こりゃァオレ様にピッタリだなァ?さァ、おマえヲ、いケにエにシてヤろウかァッ!!』


 トゲタロー、おかしくなってるぅぅぅ!


「ぎぃやああああ!!!」


 なんかトゲタローの顔がますます悪魔めいてきてるぅっ!


 私は恐慌状態で、無我夢中で戦った!

 炎の勢いがすごい!恐怖効果ヤバイ!!


 ふと見ると、ウェンディまで、ガタガタ震えて冷や汗ダラダラかいてる!自分にも効果かかっちゃってる!?大丈夫かい!?


 ウェンディに恐怖効果がかかってたら、このバフ魔法も効果が上がってる!?で、私はますます恐怖効果が上がってるのぉ!?


『ゲーッヘヘヘヘ!いケにエ、いケにエ〜!!』


 怖いよぉぉぉーーーっっ!!

 トゲタローの様子がおかしいのは、悪フザケなのか?それともこれも魔法の効果?


 私の威力アップした攻撃当たってるのに、平気で突っ込んで来るよ!?どういうこと!?


 必死で回避しながら、五線譜を叩き込み続ける!でも私は体力ないんだよ!すぐ避けられなくなって、どんどん傷だらけに…。


 突然、音楽が止んだ。ホッ。見ると、ウェンディがぶっ倒れてるっ!


「ウェンディ!え、え、どうしたの!?しっかり!!」


 突然看守が現れた。


「魔力切れだ。回収する」


 ほええええ!?


 ウェンディは担架で回収されていった。

 あの音楽…魔力をめっちゃ消費してたってこと!?


『ゲヘヘヘヘェ!オイ、ドこ見てル?八ツ裂キにシてヤるゥ〜ッ!!』


 うおおおおおっ!?トゲタロー、戻ってなーーい!!


(正気に戻れ、トゲタロー!)


『ギーヒヒヒヒヒ!!』




 私はトゲタローに八つ裂きにされた…。





◇◇◇◇◇





 ふぁぁぁぁ…久しぶりのフェイさんだぁぁ…。安定の安心感。涙出てくる…。


 そっか、今日、火曜日?コール休みなんだ…。わぁぁい…地獄に仏だ…。


「…フェ、フェイさん…ち治療…あ、ありがとうございます…。き今日も…大怪我で…すすすみません…」


 フェイさんが私の声にびっくりして慌てる。


「ずいぶん声が震えてますよ…大丈夫ですか?」


「ああ…ちょっと…悪魔のイケニエに…」


「悪魔のイケニエ!?」


 フェイさんを驚かせてしまった。 

 あ、そんなことより、やらなきゃいけないことが…。


「あの、フェイさん…お願いが…ドクタークルールに聞きたいことがあるんです」


「何ですか?この前の、幻聴のことですか?」


 そうだ、フェイさんには言ってもいいかな。


「私のステータスとカルテを見てもらえますか…」


 フェイさんが、ステータスとカルテを見て、仰天して、言葉を失っている。なんか驚かせてばっかりで、申し訳ない…。


「実は私、魔獣にステータスを奪われたので、取り返せないのか、ドクターに聞きたいんです」


「ま、魔獣に!?」


「はい…情けないことに…。ドクターに通信で聞いてくれますか?」


 フェイさんは目を白黒させながら、慌てて通信魔法を展開した。

 

「こちら……の……先生……あの……ハイ……ええと…」


 何か声漏れてるけど、フェイさん大丈夫かな?慌てすぎ?


『…フフフフフ!…』


 クルールの笑い声〜っ!


「マイアさん、クルール先生が通信を代わるようにと…」


 フェイさんが私の耳に通信魔法を展開させた。


『ハーイ、Mi11948!』


 クルールの声が耳元でーっ!アタマ変になりそう…。


「ドクター…私はトゲタローにステータスを奪われたんですよね?私から譲渡なんかしてないですよね?」


『何言ってるデスカ?譲渡したに決まってマス』


「何で!?そんなのおかしいですよ、トゲタローより私の方がよっぽど弱いのに!」


『簡単デス。君は共感性マックス。トゲタローに共感したデス。君、攻撃するのかわいそう思ったデスネ。それで魔力、知能、自己治癒力を譲渡。トゲタローは〈キュア〉を獲得。よかったデスネー』


「よくなぁーい!かわいそうだなんて…ぜんっぜん思ってません!焦げ跡見て、ざまぁみろって思ってましたから!」


『じゃ、ラリッてバカになっちゃったネー』


 おまえのせいじゃねぇかーーー!!!


『冗談デス。共感性マックスの君、トゲタロー傷つけるの、キツいんじゃないデスカ。だって、会話できる相手を傷つけるなんて、ホントにできマスカ?』


「うっ!!!」


『でショー?私はぜーんぜん平気デスけどネー。君にはできないの、想像できマース」


 …はあ…私がトゲタローと会話なんかしてしまったばっかりに…!なんてバカなんだぁ!!


「じゃあ、じゃあ、私のステータス、取り返せないんですか!?」


『えー?トゲタローに聞いてみるカー?返してヨーって』


「絶対返してくれないと思います…」


『だろうネ』


「うわーーん!!泣き寝入りするしかないのか…!何で私、魔獣と会話なんかしちゃったんだろ…。ラリってたとはいえ…」


『私、君のアタマ覗いたから知ってるヨー。君、魔獣の気持ち、想像したネ。一種の共感能力。話したくなっちゃったネ。共感性マックスのフシギ能力発動!会話魔法作っちゃったネー!』


「そんなバカなぁ…バカな私…」


『これからも面白いモノ期待してマース!バーイ!』


 ブツッ。


 ………………。


 共感性のバカヤロォォォーー!!!




「あの…トゲタローって……?」


 うわぁ。めっちゃ会話聞かれてた。恥ずかしい…。フェイさん戸惑ってる…。


「…魔獣の…名前です…」


「あ……………。」


 フェイさんは、それ以上突っ込まないでくれた。私は静かに泣きながら治癒を受けた…。




◇◇◇◇◇

 


 はあ…落ち込む…。

 トゲタローに自分からステータスを譲渡してたなんて…。その上返せ返せって必死に戦っていたとは…アホだ…。


 牢に戻って、沈み込みたいけど、こんなこと皆にも話せないよ…。私は重い体にむち打って、筋トレすることにした。


 今日はウェンディにたくさんバフをかけてもらったけど、反動はそこまで感じなかったな。昨日は元からボロボロだったのがいけなかったんだ。筋トレするといいかも。


 ウェンディは、皆に、自分の演奏のバフ効果について話せたみたい。


 夕食後、向かいの房で、面白いことをしていた。戦闘の練習?

 アリアナがパンチを繰り出し、ウェンディが避けている。


「何してるのー?」


 私が声をかけると、ウェンディが息を切らしながら答えた。


「音楽演奏するのに、魔獣に攻撃されたら、途切れちゃうからっ。避けないとっ」


 ぉおー、ウェンディはえらいなぁ。


 シーラもそれを見て感心して言った。


「いいね、血がたぎるーっ!マイア!あたしらもやろーぜ!」


 私とシーラも回避の練習をすることにした。けど、シーラのパンチ、気合入りすぎ。

 思いっきり頬にくらった!


「うわ、ごめん!おもっきり入っちゃった!」



 ぐはあ!


 気合入りました、ありがとうございます!


 


トゲタロー『ゲーッヘッヘッヘッ!もう23話カ!ヨクこんなとこまで読んだナア!褒美にオマエをイケニエにしてやるゥゥゥ!へへへへへ』


マイア「トゲタロー…そのキャラ気に入ったんだね…」

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