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異世界で使える心理学  作者: 板戸翔
隻眼の覇者編
22/24

登場人物紹介 ※ややネタバレ注意

簡単にここまで出てきた登場人物をまとめてみました。

和馬幸多かずまこうた

 本作の主人公。大学では心理学を専攻しており、その知識量は中々のもの。元来人との繋がりを好まない性格で、大学生となっても講義に出ることなく図書館の地下倉庫に一人で篭り研究資料を読み漁る日々を過ごしていた。

 だがある日、いつものように資料を読んでいた幸多の元にセラと名乗る少女が現れ、渡された『魔導の書』と呼ばれる本を読んだことにより異世界に転移してしまう。突然の非日常に混乱する幸多だったが、自律訓練法を行うことで冷静さを取り戻す。その後も様々な困難が幸多に降り注ぐが、保有する心理学の知識を活用して回避していき、現在は一国の姫様という正体が判明したセラの元で王宮専属魔術師として働きながらブロンズを師に持ち魔術の習得に励んでいる。


【セラ・フォンバステン】

 本作のヒロイン。詳しくは判明していないが、見た目では幸多よりも年下の少女。サブルダ王国の王女であり、リマイア地区における全ての権限を保有している。戦争を引き起こし自分たちの時代の再興を図る魔術師たちの陰謀を阻止するため、勇者として幸多を異世界に引き込んだ。そのことに幸多は初め抵抗していたが、セラはそうなることを予想しており、勇者という肩書きをやめて王宮専属魔術師という職業を提示し、魔術に対して興味を抱いていた幸多の気を引くことで自分の元へと置くことに成功する。

 国や世界を救ってもらうために幸多を連れてきた割には、幸多の身に危機が迫ることを酷く嫌がる過保護なところがあり、幸多と日本語で会話をしたいと思っているなど幸多に対し特別な感情を抱いている節も見られる。

 人の視線を自分から逸らさせる【視線外しの魔術】の使い手で、その技術は一級品。他にも【受け入れの魔術】や、また幸多が元いた世界へ転移することができたりと様々な魔術を扱えるようだが、一体どれ程の魔術を扱えるかなど、セラに関する詳しい情報は未だ不明となっている部分が多い。


【サーシャ・ガラタ】

 褐色の肌を持つ八歳の少女。両親は旅の商人をしており、最近まで両親と世界を旅して回っていたが、今は祖母であるブロンズの元に預けられて二人で生活している。盗人の濡れ衣を着せられて店主から追われていたところを幸多に助け出され、幸多から聞かされた記憶喪失という嘘の話を信じて心配し、医者をしている祖母の元へと幸多を連れて行った。

 その後一緒に住み始めた幸多を『お兄ちゃん』という呼び方の通り自分の兄のように慕い、幸多が王城の救護室に入院していた時には、一人で幸多のために体にいいものを買ってお見舞いに行った。


【ブロンズ・ガラタ】

 サーシャの祖母でガラタ医院の医師。魔術を使って患者の病気や怪我を瞬く間に治してしまう。幸多に対し、魔術が人間の心理と深い繋がりがあることを教えた。

 かつてセラの元で王宮専属魔術師として働いていたこともあり、セラとの繋がりは深い。幸多を自分の弟子として迎えることをあっさり了承したのもセラが関係している。口調は比較的荒いが面倒見は良く、幸多が早く魔術を覚えるよう色々と工夫していて、相手が抱いた恐怖を増幅させる【恐怖の魔術】も(幸多自身の能力もあるが)すぐに習得させた。セラいわく王宮専属魔術師として勤務していた時代は史上最高の魔術師と言われており、魔術師としての実力もかなりのものを持っていると思われる。


【ソウヤ・ガラタ】

 サーシャの父親で旅の商人。詳しいことは不明。


【リーシャ・ガラタ】

 サーシャの母親で夫のソウヤとともに旅をしている。詳しいことは不明。


【バルガス】

 魔術師対抗特別部隊(通称『特魔』)の隊長。初めはセラが幸多を自分のそばに向かい入れることに反対していたが、幸多と互いの立場を賭けて囚人のジレンマを行い引き分けたため、引き下がった。その後、幸多に決定的な一言を言ってギバルドとの対戦を受け入れさせ、貸したナイフの刃先を相手の片目に当てて勝利したため、幸多の実力を認めてナイフを贈呈した。


【ギバルド】

 サブルダ王国の隣国、バルバッティア王国にある闘技場『コロッセオ』において無傷の百連勝を達成し『覇者』の称号を獲得した格闘家。気まぐれでセラの護衛役に名乗り出るがセラはそれを拒否。それでも引き下がれなかったギバルドは専属魔術師である幸多の実力を確かめようと勝負を申し出、幸多はバルガスの言葉もあって受け入れた。対戦する中で幸多の一言から忘れ去っていた幼少期の記憶を思い出し、それによって幸多の【恐怖の魔術】を食らって敗北。大事な記憶を忘れてしまっていたことに絶望し路頭に迷うが、セラが幸多の護衛として雇うことを提案し、幸多も容認したためギバルドは幸多の護衛となることを決めた。

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