表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遮光くんに太陽をあげる  作者: 日下 一行
太陽によっかかる
8/32

03

新山は、自分とちゃんと向き合おうとし始めた海月にちょっと感動していた。


笑い声をあげたり、冗談も言えるようになった。仲良くなってきたと感じて、嬉しかった。



でもいつも家に帰る時、その時だけは海月が無理に笑ってみせるから、新山はそれが気がかりだった。


「誰も帰らないんだ」


海月は言った。新山は一瞬何のことかと思ったが、そう言って扉の向こうへ消えた海月を見て納得した。




唐揚げを頬張る海月を見つめていたら


「なんだよ?」


何でもないと返すと、そうか。と呟きまた黙々と唐揚げを頬張るから、思わず笑った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ