表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遮光くんに太陽をあげる  作者: 日下 一行
ぽわぽわ太陽
5/32

02

不思議に思った新山は同じクラスの図書委員に声をかけた。


「毎日いるやつ?ああ、阪井だよ、阪井海月。放課後なんてろくに人来ないからみんな行かないんだよ当番なんか。でもあいつが毎日行ってくれてるって聞いてさ、ラッキー。みたいな?」


阪井海月、そんな名前だったのか。ずっと気にかけていたが、名前も知らなかったんだなと少し驚いた。


「あいつにはあんま関わんない方がいいぞー新山。なんかいじめられてるらしいから、迂闊に助けたりするとお前も巻き込まれるぞ」


阪井は彼と同じクラスのやんちゃなグループから

いじめられているという。


けがをした姿なんて見たことは無かった気がするが…。

先生にバレないようにこそこそやられているのかもしれないと、新山は思った。


その日の放課後、新山は早めに放送室を出ると図書室に行った。


扉を開けると、阪井はちらりとこちらに目を向けた。


「図書当番終わったらさ、一緒に帰らない?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ