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遮光くんに太陽をあげる  作者: 日下 一行
ぽわぽわ太陽
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01

新山は、かなり前から海月を知っていた。




新山は放課後、毎日放送室に行っていた。


昼の放送で流す音楽と原稿をつくるのが、放送委員・新山の仕事だったからだ。

別に他の放送委員たちと交代制でも良かったのだが、

新山は自らそれを拒否していた。



放送室に行く途中の廊下には、図書室があった。

ガラス越しにカウンターが見えるのだが、新山はいつもそこに座る生徒を確認していた。



図書委員は放課後にしか仕事がないのに、

いつもカウンターにいるのは同じ生徒だった。


毎日放送室に行く途中、横目に見ていた。

最初は週毎に交代なのかと、次は月毎に…?



彼は毎日毎日、そこに座っていた。

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