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4話。覚醒者と奴隷

洞穴に戻るとビックリ箱が出迎えてくれた。

「兄者!おかえりなさい!」

「兄者・・・それはお土産ですか?それとも・・・?」

「後者だ。拾ったこいつは奴隷だったようだ」

「ですが、そうなったら枷があるはずでしょう?」

「枷は喰べた。中々美味しかった」

「喰べた⁉︎僕は物を食べれませんが・・・」

「憶測だが、ドラゴンミミックになると喰べれるようになるようだ」

「残念です・・・」

「まぁそう落ち込むな、人間をお土産で次でかけた時は持って帰って来るよ」

「ヤッタ!」

そんな事を話していると少女が目を覚ます。

「ミミック⁉︎ビックリ箱⁉︎」

そう言うと少女は逃げ出そうとする。

だがドラミミは、行く手を阻む。

「そう急ぐな。喰いもしないし、痛いこともしない、それと助けたのは気まぐれだ。これから何処に行くのも、お前の勝手だ」

「本当?」

「だからゆっくり、考えろよ。それぐらいの時間はあるだろう?」

「うん・・・」

「あのビックリ箱は俺の弟だ、仲良くしてやってくれ、ここの留守番はビックリ箱にお願いしているからな」

「うん」

「じゃあ出かけて来るな、お土産期待しとけよ。」

「いってらっしゃい!」

ドラミミは洞穴を出ると上空に飛んでいく。

その姿は、とても力強い龍。黒龍だった。


ドラミミは、上空を飛んでいて、共食いの事を考えていた。

「どのぐらい魔物ってうまいんだろ?」

魔物の掟として原則、共食いは禁止

戦争時などは、許可されている。

だが、その掟を守らない好戦的種族がいる。

魔物は大きく分けて3種類。

好戦的種族

温厚種族

そして魔王

魔王は共食いを公認している。

だが温厚種族は、共食いを原則禁止。

だから良く喰べられる・・・。

当然人も喰らうが、人よりも容易く喰べれる。

だって、弱から・・・。

今回の目的は、共食いだ。

好戦的種族は、一目で分かる。

何と無くだが、わかるのだ・・・

そして、この森にも、ここ辺を縄張りとしている好戦的種族が存在する。

一つ目族、サイクロプス。

意外に好戦的種族はすぐ見つかるものだ。

ほらあそこに・・・


「最悪だなぁあいつ覚醒者かよ」

覚醒者とは、一族の長を喰べるか、長から任命を受けると眼が赤色以外に変わると言われている。

前者の場合は目が赤くなり、後者は赤色意外の色となるそうだ。

覚醒者になると、身体的能力、知力殆どが上がると言われている。

その上昇値は、上位種族を圧倒するほどと言われている。

長は強くなくては、務まらないからだ。



サイクロプスはこの世界では馬鹿で有名なのだが、何と言っても力が強い。

それが覚醒者ともなれば・・・

考えるだけで怖い。

「喰べるしかないかな」

まずは急降下。

不意打ちで、頭を喰らう。

そうでもしなければ勝てない‼︎

だが・・・第一一撃は避けられる。

だが、右腕は貰った‼︎

「がぁぁぁぁ‼︎俺の右腕を返せぇぇぇぇ‼︎」

むしゃむしゃむしゃむしゃ

バリバリバリバリ。

「旨い。これが覚醒者の味か?焼くともっと旨くなるかもな?」

「ふざけるなぁぁぁあああ‼︎」

サイクロプスは、左腕を払う。

ただそれだけで、木々は全て抜け、大岩は飛ぶ。

左腕を振るうだけで風圧が物凄い。

「参ったな」

今度はサイクロプスが、左手の混紡で攻撃。

ただ混紡で殴る。ただそれだけで地表にクレーターが出来る。

「仕方ない。まだ出来るかわからないけど!」

「火の精霊イフリート‼︎」

これは、初級魔法の火を純度を高めるイメージ、擬人化をイメージ。そして口から吐く。

そして具現化‼︎

口から大量の炎が放出。

それで作り出されたのは、30cmほどの可愛いイフリート。

「失敗⁉︎」

「そんなもので我は殺せない‼︎」

そう言うとまた混紡を振り上げ、今度はイフリートに攻撃をする。

だがイフリートは、炎を操り、サイクロプスに炎を纏わせる。

そして、サイクロプスの攻撃で、イフリートは消滅。

一瞬の隙を見逃さず、ドラミミはサイクロプスに噛み付く。

今度は左腕と混紡も一緒に。

バリバリバリバリ

ガリガリガリガリ。

「混紡マズイな。土の味がする」

「俺の左腕がぁぁぁぁああああ!」

「左腕美味しい‼︎焼くと旨いな‼︎」

「ふざけるな‼︎」

今度は声で攻撃。

ただ大声を出すだけで、人体にダメージを与える。

(早々に決着をつけないとな)

「これで最後だ。」

「鎌鼬‼︎」

この鎌鼬(かまいたち)には砂主に砂利を混ぜ、攻撃をすることでより鋭さを増した物となり、サイクロプスを襲う。

鎌鼬により、サイクロプスの首が切れる。

「がふっ。俺の首が・・・」

血を吐いて、喋るどれ程負けることが嫌なのか・・・。

そして、サイクロプスは倒れ死ぬ。

まず下半身から・・・

そして上半身・・・

最後に頭・・・

一番美味しかったのは眼であり、一番力を秘めていた物でもあった。

そして、サイクロプスが喰らった者の知識を全て吸収。

そしてサイクロプスの腕力も・・・。

「なんとか勝てた。家宝は闇のバイヤーに渡り、解析され、今の魔法確立。そして本は・・・所在不明か・・・」

(まぁ仕方ない。人間をお土産に持って帰って、洞穴に帰ろう)

そしてまた翔ぶ。

速さは今までの比ではない。

人間を探していると、猫族を奴隷にしている冒険者3人組を発見。

急降下し、1人は頭から脚の先まで、一瞬で喰べる。


「こんにちわ。冒険者さんそこの奴隷にしてる猫族。俺の同胞なんだけど返してくれるかな?」

奴隷の猫族は、耳を千切られ、眼をえぐり出されて、聞こえない見えないの状態にされていた。

「こいつ黒龍だ!売れば儲かる!」

「1人いねぇな?」

「逃げたんだろ?」

「返事はNOだね。なら死んで」

ドラミミは尾っぽを振る。

二人の頭は宙を舞い、遅れて血が首元から吹き出す。

ボトボト。

「きたねぇ・・・死に様」

「こいつどうするかなー。んっ‼︎」

「尻尾が3つ!こりゃ珍しい。猫又は本来2本。なのに3本とは・・・育てたら強くなるかな?」

「ご主人様・・・どうかされましたか?」

その猫族の声は、潰れ、聞き取れるものではない程に酷かった。

(イメージだな。眼、声、耳全てが治ってるこいつをイメージ・・・)

イメージをしていると、お腹があったかくなりはじめ、何かをドラミミは吐き出す。

「うぇぇぇぇ。」

ボトッボトッポトッカランッ!

「おいおい、猫目二つに耳二つ。それに回復薬までも・・・」

ドラミミは、サイクロプスを喰ったことで、回復薬などのアイテムの存在を知識として蓄えた。

薬草は、万が一の為に喰べておいたが・・・

回復薬にされるとは・・・

回復薬は、丸い瓶に入っていた。

何処から瓶が・・・・

しかも体力や、力は減って居ない。

合成するのは、ただ合成なだけで、力などは減らないようだった。

「まずは耳と眼をくっつけてみるか?物は試しだ!」

くっつけると、すんなりくっつく。

「聞こえるか?聞こえたら眼を開け、そして回復薬を飲め」

ゴクゴク。

「あ、ありがとうございます‼︎」

「声が!」

「大成功だな」

「私は、猫族の猫です。あなた様は・・・?」

「俺はミミックの上位種。ドラゴンミミックだ」

「あなた様があのドラゴンミミック(ドラミミ)ですか!」

「申し訳ございません!私達など下賤な者をお助け下さいまして!今すぐ死にますにで、お許しください!」

「おい!ふざけるな!」

「えっ・・・・」

「お前の一族が何と言ってるかは知らないが、おれは死ぬことは許さない。死ぬぐらいなら、何処か好きなところへ行け!」

「・・・・・」

「聞いているのか?」

「・・・・・」

「おい!」

「あっ!はい!」

「よろしければなのですが、ドラミミ様の右腕とさせては頂けないでしょうか?」

「えっ?」

「当然、妖火なども覚えて役に立つ妖猫(ようこ)となりますので!どうか!お側に!」

「構わないが、そうなれば一つ覚えて貰う魔法がある。覚えられなければ、右腕にはしない」

「はい!」

ドラミミは、光魔法を極限まで純度を高め、狐の形をイメージし、口から吐く。

今度は成功し、光の狐が完成。計6体。

覚醒者を喰らった事は、大きかったようだ。

これならイフリートも・・・。

「これは、妖狐光(ようここう)だ。触れるものを全てを浄化する。反対の邪妖狐(じゃようこ)は、触れたものを、全て骨にし奴隷とする魔法だ。どちらも俺のオリジナル魔法だ。難易度は、邪妖狐(じゃようこ)の方がはるかに上だどちらかをマスターしろ」


「期限は明日まで‼︎」

そう言うと、口から邪妖狐を6体吐き出す。

「コツはイメージだ。強くイメージして吐き出せ。まずは具現化が出来れば、右腕として認める。得意魔法を教えろ」

「得意魔法は火です。不得意なのが光と闇・・・・」

「なら良かった。努力とは言わん。努力と言う言葉が嫌いだからな。学べ、そして蓄えろ。そして間違えて、成長しろ!それが出来ないなら俺の右腕にはなるな。間違えることは、好機だ!覚えておけ」

「はい!」

「テスト開始は、明日一日。今日はそこの餌を持って仲間の元に帰る」

「飛空魔法は使えるか?」

「出来ます!」

「なら飛んで帰るぞ?」

「はい!」


その猫は、真白な猫であり、尻尾だけが黒。

光と闇を象徴しているような猫なのに、光と闇が不得意など信じられない。

これは、育ててみる価値ありとドラミミは思いつつ、空を翔ぶ。

読んで頂きありがとうございます。

最悪です。

スマホで書いてて、9割完成した所で、何故かサイトの更新・・・

うぁぁぁぁぁぁ‼︎

こころの中で発狂しました。

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