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2話。出会い

まずは、狩場をどこにするか?が重要だ



街の入り口付近に適当に草か木で覆って、馬鹿な奴が引っかかるまで待つ事にしようかな・・・。

今いる場所は、北区だからー・・・。

真逆か?100年経ってるから、どうなってるか分からない。

その辺の仲間に聞けば分かるかも知れないのでまずは、魔物を探す。

探すまでもなく、わんさかいた・・・。

今、洞穴を出て、道を歩いていたのだが、左右を見ると木陰に隠れて魔物がいる。


「あのー、聞きたい事があるんですけど?いいでしょうか?」

「誰だ?お前。見たことない。ここ我らの区。他者は、別いけ」

木陰に隠れて、言葉を発しているのは、炭鉱族。

炭鉱族は、性格は穏やかだが、縄張り意識が強いので有名な魔物。

外見は、ゴブリン。ピッケルを持ち歩く



「すいません。私、ミミックです。100年間言いつけであっちの洞穴にいたものです。」

「ミミック⁉︎ならば、ついて来い。長に会わせる決まり。長く待った。」

何故か、炭鉱族の長と会うことに成った、この際色々聞こう。


炭鉱族について行くと、道を外れ、奥に奥にと森を進んでいく。

俺が居た、洞穴はこの森の中で1番分かり辛い場所にあるため、100年身を隠していられた。

奥に炭鉱族と森を進むと、小さな村が存在した。

丸太の先端を尖らせ、立てて、村を囲うようにできた粗末な村。

入り口につくと、炭鉱族が口を開く


「ここで待て。(おさ)連れてくる。待て。」

「はーい」

炭鉱族が村に入って行くと、色んな炭鉱族にジロジロ見られる。

今は龍の姿でいるので珍しいのかも知れない。

だが誰も近づいてこない・・・。

喰われると思っているのかも知れない。

失礼な話だ。

仲間は相当なことが無い限り、喰わ無いと決めているのに・・・。


「おい。ミミック。ついてこい。長会うそうだ」

おいおい。審査するために待たされていたのか?

どこまでもミミックの評判が100年前とは違う。

これは何かあったのかもしれない。

とミミックは思いつつ、村を飛ぶ。

奥に行くと、炭鉱族が家にしている洞穴が何百個と岩崖や崖に穴が開けられていた。

その中でも岩崖中央の洞穴に、入れと言われる。


中に入ると、白いヒゲを生やした、爺さんゴブリンのような炭鉱族の長がいた。

部屋は薄暗く、ロウソクのようなもので明かりをとっていた。

「お前さんがあいつの息子か。100年か・・・長かったな」

「長様は、私の父を知っておられるのですか?」

「有名なミミックだからな。」

全く初耳だ。

父が有名人とは・・・。

「有名ですか・・・?」

「そうだな。お前の親父さんは、ドラゴンやS級冒険者を喰らう、ミミックであった。悪に染まった仲間を喰らう事でも有名じゃったな」

「そうなんですか」

「えらく簡素だな」

「そうですか?S級。ドラゴン。いくら強くても、死んでは意味が無いです。だから、生き残っていて欲しかったのですが・・・」

「名声には興味無しか。珍しいミミックじゃの?」

「それでお前さんを呼んだのは、人間を6割喰ろうて欲しいからじゃ」

「嫌です。9割喰らいます。仲間も酷い奴は喰います」

「ほう?S級が残りの1割か?」

「いえ、S級は9割内。良い人間は1割で行こうかと?」

「それなら話が早い。今街は南から東へ移動した。そのせいで、東付近の仲間が惨殺されておる。南はもう・・・仲間はほとんどおらん。冒険者のやり過ぎには、すでに他族との会合で意見が決まった」

「人間を6割排除。S級は、一族であたらず、3族以上で戦闘。それでも反撃する場合は10割も辞さない考えとする」

「だ」

「そうですか。東ですか。なら話はもう終わりですね、いってきま」

「待て待て。」

「はい?」

「飛空がお前さんはできるようじゃから、宝箱を改良する。そのほうがはるかに効率的だろう?」

「おい!ザンギ!このミミックの宝箱を改造しろ!密着型鎧で構わん。やれ!」

そう言うとどこからともなく、1人の炭鉱族が出てきて、俺の宝箱を奪い何処かに消えていく。

「・・・」

「30分で帰ってくる。その間、色々知識を蓄えろ。じゃなければ、お前さんはアイツ達のにの前になる」


それから30分長の勉強会。

内容は、父親の禁呪の書を解析し、今は安全な魔法として取り入れられてることから、仲間は手出しがほとんど出来ずに殺されているそうだ。

威力も、強く、当たれば致命傷。

起動から発動までが遅いのだが、基本的に不意打ちで魔法を撃ってくるため、回避出来ないそうだ。

ミミックは・・・・。

バックステップで距離を取り攻撃され、死亡という件が後を立たないそうだ。


勉強会をして居るとザンギさんが急に現れ、また消える。

宝箱は特に変わっておらず、どこを改造したのかわからなかった。

「宝箱に入ってごらん」

宝箱に入ると⁉︎特に変わりなし・・・。

「え?」

「出てきてごらん?」

面倒だなと思いつつ、出ようとすると宝箱が体に吸い付いてきて、鎧をつけている状態になる。

龍に鎧・・・。

だがとても軽い。今までの宝箱は30kgはあったはずなのにこれは1kg以下の軽さだ

「凄いじゃろ?我ら一族の100年で考案した技術じゃ。軽いじゃろ?そして鎧は、普通の龍の状態の5倍は硬い。あとは念じれば、着無いことも可能。宝箱に戻すことも可能じゃ」

「ありがとうございます。では、人間を喰い散らかして来ます」

「気を抜くなよ。子どもの姿で暗黒魔法と聖光魔法を使うものが居ると聞く。油断するな。こやつは・・・、魔法が無詠唱で突然攻撃だ。今は西に居ると聞く。安心して行ってこい」

「え、はい」

最後に特大級の爆弾を投下して来やがった。

だが今の俺には関係無い。

まずは龍の越えた先を目指すのみ‼︎

目指すは東街‼︎


読んで頂きありがとうございます。

面白いかどうか分かりませんがよろしくお願いします。

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