1話。目覚め
興味を持って頂きありがとうございます
読者様は、ミミック殺しをしましたか?
なら、マズイです。
復讐が始まりますよ?
この世界には、魔王と勇者が存在する。
勇者は冒険をして、宝箱をあさる。
勇者は強盗をしても罪にならない。
なのに魔物は、街に出た途端殺される。
ただ外見が怖いだけで。
ただ気持ち悪いだけで。
一匹のミミックが成人を迎える。
母親も父親も、人間と言う悪魔に殺され、中の宝を盗まれた。
他のミミックは、生きているかわからない。
ミミックは正直動き辛い。
滑車とか、脚とか生えてれば楽なんだけど・・・。
そんな1人のミミックが、人間に復讐する物語である。
始まり始まり。
「やっと成人だ‼︎お父さん!お母さん!やっと成人になりました。言いつけを守って、外には出ませんでした‼︎」
そう言うこの一匹のミミック。
歳は100歳。
ミミックに寿命は無い。
死んだ時それが寿命となるのがミミック。
別名、宝の番人である。
「よし!今日からは、宝をザクザクザクザクザク入れて、人間に復讐する。いつも殺されるのはこちら側。お前ら皆殺しだ」
「でもまずは先立つ物が無いとだれも来な・・・。いや、宝箱があれば冒険者は寄ってくるからいいや。空箱で行こっと」
独り言を洞穴の中で呟き、外に出る。
バシンバシンバシンバシンバシン
ミミックは飛び跳ねて移動する。
バシンバシンバシンバシンバシン
「・・・」
バシンバシンバシンバシンバシン
「あー‼︎もう出よ」
ミミックは、肉体を持っている。
100歳になると龍に進化する。
だが100歳未満は、凶暴な顔の黒いスライム状の子ども。
宝箱の中に入ると、液体のように溶け、☻だけが現れる状態になる。
箱から出ると真っ黒な龍になるので、宝箱を抱えて、飛ぶ。
「やった‼︎龍に成ってる!かっこいい〜♪」
「しかも、楽チン楽チン〜♪」
「あー‼︎兄者!」
「ん?誰・・・?」
「えっ・・・。ガーン|||」
「ごめんな。100年洞穴で、じっとしてたから、記憶が・・・」
「しかも龍に!いいなー」
「あー、言い付けですね。ですが20年前に両親を俺も殺されたので、今はもう洞穴から出ました。」
「大丈夫なのか?」
「かなり厳しいです。まだ箱に体がなれてなくて、スムーズに敵を襲えないです。」
「あー‼︎思い出した!お前はビックリ箱か‼︎」
「思い出してくれましたか!」
「でもビックリ箱は、人を襲えないんじゃ?」
「襲えます。ですが、一族の契りで襲えないだけです、ですがこの一体のビックリ箱は僕だけになりました。」
「なっ・・・⁉︎」
「許すまじ。勇者と人の子よ」
「最近は冒険者活動が活発化、ミミック殺し、ビックリ箱殺しに拍車がかかり、魔物も数が徐々に・・・」
「ビックリ箱。何か持ってるか?」
「家宝の妖刀があります。」
「かしてくれないか?冒険者を100人ばかり喰ってくる」
「は、はい!兄者!お願いします!」
「俺の家で待っててくれ。いっぱい殺して帰ってくる」
「お気をつけて‼︎」
読んで頂きありがとうございます。
ミミック視点で書かせて頂きます。
ですがこちらは、更新が遅いかもしれません、4作品同時更新は死にますw
ですがバリバリ頑張ります‼︎