破壊魔法と旅魔法
ちょっと短かったかな~。
ん?真っ暗なんだが?なんだ?
『にゃんかここ不気味にゃ…。』
「さっさと…帰るか。」
『無理にゃ。』
「え?何で?」
『魔力切れにゃ~。行く前に言ったはずにゃんよ…?』
「あっ………よし!寝よう。」
『あきらめんにゃあああああ!』
「ぐはぁっ!」
かなりの勢いでこっちに猫パンチを打って来るローゼ。
何でだよっ!
『ほら!あそこに人陰が見えるにゃんよ!』
「え?」
「……一つだけ質問させろ。」
「はい?」
「お前ら…どうやってここに来た?」
「え?『旅をする』で。」
「…はぁ?なんだそりゃぁ?まぁいい。ここは普通人が来れる所じゃぁねぇ。」
「まぁ真っ暗っすもんね~。」
「だからどうやって来たかを聞いているんだ!」
「…え~っと。魔法で?」
「どんな魔法だ!」
「だから、『旅をする』っていうスキル…つまり魔法で!」
「…ふむ…ならもう一回できるか?」
「え?魔力無いから無理ですけど?」
「ふむ…………。」
考えこむようにこの中二病みたいな服装の人はしゃがみ込んだ。
なんでしゃがみ込む必要があるのかわからないけど…。
「なら交換条件だ。」
「お?」
「俺の魔力をやる。だから俺が行きたい世界へ連れていけ!」
「えぇ?でもこのスキル…ランダムな場所に言っちゃうんですけど…。」
「それまで魔力を貸し続ければいい話だ。」
「随分ごり押しな作戦で…まぁいいや。この猫と俺に魔力を下さい!」
「…そういえば自己紹介してなかったな。俺の名前はセンリだ。」
そう言って握手を求めて来るセンリ。
「俺の名前は瀬田慧斗、慧斗とでも呼んでくれ、後この猫はローゼ、俺の子供の頃からの相棒だ。」
俺はニッと笑いながら、自己紹介とローゼを紹介し、握手をした。
「じゃあ、早速行くぞ!」
「あぁ、Let's go!」
『にゃ~~!』
『「旅をするッ!」』
金曜更新できなかった分です。
う~ん天罰コワイ