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君の好きな人を、僕は追跡します!

作者: 七瀬





僕は、君の好きな男性ひとの事を知らない。

君は、自分の好きな男性ひとのタイプも言わないし。

誰も、君の好きな男性ひとを知らないからだ!




・・・君は、どんな男性が好きなのだろう?

僕は、物凄く気になった。

どうしようもない衝動が僕を突き動かす。



【よし! 君の好きな男性ひとの事を調べよう!】



僕は、君の事を調べることにしたんだ。

よく言えば、、、? 【探偵】

悪く言えば、、、? 【ストーカー】



僕の時間が許す限りは、君の後を追って君の好きな男性ひと

の事を調べていた。



君は、朝8:15分ごろ仕事に行って、夕方5時過ぎに仕事が終わって

スーパーで買い物をして、6時過ぎには家に帰って晩ご飯の支度をする。

寝る時間も、12時過ぎには布団の中い入っているみたいだ。

君の家の電気が、すべて消えるのを僕は確認してから家に帰る。



僕は君のマンションの前で、車の中で一晩を過ごす事もあるよ。

君が次の日の朝、仕事に出かけるまでの間は、そこに居るかな。



君の素行調査をする事で、君の事を知って僕は嬉しさを感じていたんだ。



僕は、君の事が好きなんだと確信する事が出来たしね!

男っ気のない君に安心している僕もいるよ。

たまに、家に女友達を招いて女子会をしているのか?

盛り上がっている声も聞こえて。

僕は、そんな君を遠くから見ている事もまた嬉しい!




・・・これって!?

まるで、“ストーカー”だな? 




本当は、こんな事はしたくないんだ!

ちゃんと! 君の前に現れて、好きだと伝えたい!!!




・・・だけど?

君と僕は、接点もないし! 共通の人もいないから。

突然! 現れた僕を君は見て! ただただびっくりするだけだろうと。

だからだよ! 僕はこんな事をしているのは、、、?



そもそも、

君を好きになった理由は、、、?

僕の一目惚れで、スーパーで買い物をしている君を見て!

好きになってしまったから。



生まれて初めて、僕は女性ひとに“一目惚れ”をしたんだ。

僕の人生で、女性ひとに一目惚れする事はないと思っていた。

僕は、誰も愛せない男なんだと思っていたから。

高校生の時に、初めて付き合った女の子からは、別れる時に

こう言われた。


『日野クンって? 女の子の事! 本気で好きになった事

あるの? 私たち付き合ってたけど? 全然! 日野クンからの

愛情を感じなかったよ。日野クンとは、もう付き合っていけないよ

ごめんね。』

『・・・・・・』



僕が社会人になって、付き合った彼女にも。


『累って? 本当に何考えてるのか? 私に言ってくれない

から心配ばっか私がしてさ! 私ばっかり、累の事が好きじゃん!

そんなの嫌なの! 私の事も好きになってよ累! 私の事、ちゃんと

見てくれてるの? 私は累の事、ちゃんと見てるよ! こんな事言っ

ても、今更仕方ないけど、、、? もう、私限界みたい! 別れよう!』

『・・・・・・』



いつも、同じような事を彼女に言われて僕はフラれてしまう。

でも? 君は違うんだ!



僕が生まれて初めて好きになった女性ひとだから!

絶対に! 上手くいくようにしたい!



君の事を、知れば知るほど。

どんどん僕は君を好きになっていく。

こんな事も初めての事で、自分でも驚いているよ。



さあ! この先、君とどうして行けばいいのか?

【恋愛相談所】に行って、相談してこようと思う!



僕にとって!

これが! 最初で最後の“恋愛”になるかもしれないから。

君との恋愛は、僕は慎重に進めていきたいんだ。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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