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異世界ものの序盤の話。

作者: 赤沢藍人



自分で執筆してみると自分の作品が何故か面白くない場合も多い。後になって読み返してみると内容的にはそれほど大したものではないことが多かった。

どうしてかと思って異世界もののアニメを見たわけだが、冷静に考えてみれば自分が書いていた作品はどう見ても説明不足で尚且つ唐突過ぎる展開が多い。

自分は分かっているつもりでも相手には分からないやりとりをしていたため、言うほど自分でも面白くない作品が生まれてしまうのだ。

異世界ものを書くにはアイデアの想起も大切だが、より大切なのは作品に対して無知な読者をどう誘導するかであって、驚かす事ではない。

驚きの展開やストーリーの工夫はむしろ中盤、あるいは後半の話でやるべきであり、異世界もののようなファンタジーは説明臭いセリフが無いと意味不明な文章が出来上がってしまう。

なので、最初の出来事がテンプレだろうが何だろうが、序盤・・第一話付近のストーリーはそもそも自由が全く効かない。

序盤から驚きや工夫が起きると意味不明な出来事にしか見えないので、むしろ最初はあえてテンプレ的な内容を狙って世界の説明をしていったほうがいいのだろう。特にファンタジー物は自分で考えた世界であり、説明しなければただの自己満足にしかならないからだ。

序盤のストーリーを書いて停滞、あるいは脱線しがちになってしまうのは書いている作者が相手を驚かせたいという心理があるのかもしれない。

ただ、そういった展開はもっと後になって書かないとむしろ面白みに欠けた作品になりやすい。

起承転結を心掛けるというのは話を四つに分断しろという意味ではなく、説明やある程度の登場人物の行動原理を最初から書いておかないと意味不明なストーリーに見られやすい、ということなのかもしれない。






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