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幸せの第1歩!  作者: おこの
1/1

人間万事塞翁が馬っ!

ノリでガンガンいく

「やっば、日が沈むううう!」

ダッシュ!とにかくダッシュ!ミニスカで走りやすいよっしゃ!

(……ゴゴゴ)

「ん?」

下から音がした気が……あっ、これダジャレじゃねぇぞ?思わず下を見る……

「は?」

地面が崩れてく!意味わかんねえ!

「ひゃーー!!!!」

なすすべなく落ちていく俺。まだ死にたくねえなあ。


……。

……ぃ。

……おいっ!

「へ?」

目の前におっさんがおる。

「おう、やっと起きたか。」

「俺、寝てた?」

「おう、ぐっすり気絶してたぜ。」

「……んー?あぁ、地面が崩れて、俺は落ちた先で気絶してたのか。」

「そうらしいな。体とか大丈夫か?骨とか折れてたらまずいだろ?」

体を動かしてみる。無意味にラジオ体操第一超短縮バージョンやってみたりする。

「大丈夫!余裕っすね!」

「おーよかったよかった。で、これからどうすんの?もう夜だし危ないぞ。」

「……え?」

空を見ると、見事に真っ暗。星が綺麗……いや、そんなには見えないか。

「あー……家帰れないや。やっちまった。。。」

「なんで帰れないの?迷子?」

「そんなんじゃねーよ、うち、マンションなんだけど、日が沈むと門が完全に閉まるの!入れねえんだよなあ……最近物騒だからーとかなんとか。」

「うっわ……めんどいねそりゃ……じゃうち来る?」

「は?いいよ野宿するし。」

「ばっかおめー、女子1人で物騒な夜に野宿とか正気か?」

「そもそも得体の知れねーおっさんにホイホイついて行くほうが正気じゃねえだろ!」

「あー……俺は勝見ってんだ。よしこれで得体は知れたな。じゃあ来い。」

「……はぁ!?」

俺が返事する前に勝見とかいうおっさんは歩き出していた。しかもめっちゃ歩くの早い。

「おっさん!ちょ歩くのはえーな!」

「あーん?早く帰りてえんだこっちは。ちゃんと付いてこいよ。」

やばいことしようとしてるおっさんならまぁ、こんなぶっきらぼうに扱ってこないだろうな……なんて考えながら急いでついて行く。

……そういや俺の周りにも人が何人か倒れてたな。俺と同じく地面の崩壊に巻き込まれたんかね、ご愁傷さま。

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