召喚はチートと共に
ストーリーを続けるのは難しいですね。
*第一次修正作戦完了済みです。
「え、そんなことできるのか!?」
あ、声を出してしまった、まあいいか。
声を出せなくなったりしたら困るしな。
「はい、もとよりそのつもりで呼んだのですから」
異世界転移、確かに本を読みながらいろいろと考えたものだが、本当に異世界なんてあったのか。
「ありますよ、この第三管区には、3つの世界があります。あなたには『フライハート』と呼ばれる中世レベルの文明のある異世界にいってもらいます」
色々とツッコミをいれたいが、取りあえず自分に一番関係がありそうな事を聞くことにする。
「何でフライハートなんだ?」
フライハート、フライハイトと訳すと、ドイツ語で自由の意味になる。
「他の異世界は人間が居ないからです」
成る程、確かに異世界でぼっちは嫌だ。
今の俺は魂なのだろうが、体はどうするのだろうか?
「安心してください、元の体を複製して、それをこちらで適当に見繕います」
……不安は残るが、まぁおいておこう。
重要なのはやはり…
「何か魔法的なものはあるんですか?」
「はい、ありますよ」
うっしゃぁぁぁ! 魔法きた──
「魂に魔力源が無いのであなたには使えませんが」
なん……だと……。
まぁ仕方ないだろう、実際にチートなんてあるわけがない。
魔力のない世界の人間なのだから魔力が無いのが当然だろう……
「ま、まぁそう気を落とさずに、そのまま異世界におくっても魔獣に殺されるのがオチですので、特殊魔法を授けます」
特殊魔法?
なんか凄そうだ、どんな魔法なのだろうか。
こういうのは詐欺の可能性もあるので気をつけなければ。
「魔力以外のものを消費して現象をおこす魔法です」
思ったより単純明解な魔法だ。
なにを消費するのだろう、物によっては怖い。
「種類によって様々ですので、とりあえずこのリストからどの特殊魔法を貰うのか決めてください」
リスト?と、思っているうちに目の前にタブレット端末がおちてきた。
よく壊れないな……とりあえずみてみるか。
火魔法 生命力
水魔法 生命力
土魔法 生命力
光魔法 生命力
闇魔法 生命力
・
なに、生命力消費……火とか出してみたかったが、何か怖いのでやめとこう。
んっ? これは……
召喚魔法 お金
これはっ……いいかもしれない。
タップすればいいのだろうか?
「決めたらタップすればOKですよ」
俺は召喚魔法をタップする。が……
食料召喚魔法
飲料召喚魔法
刀剣召喚魔法
魔獣召喚魔法
え~、なんでもかんでもってわけにはいかないか。
どれにしようか?
んっ?
兵器召喚魔法(陸)
ふっ……最高じゃないか。
銃もここに入っているのだろうか?
陸だから入っているだろう、憧れの戦車にも乗れそうだ。
10式戦車に乗れたならもう死んでもいい……って流石に言い過ぎか。
……流石に冗談だが、頭の中に妄想が広がるのを止められる気がしない。
浮ついた気分のまま、これをタップする。
兵器召喚魔法(陸)でよろしいですか?
はいをタップする。
「決まったようですね」
「はい」
「こちらも準備が完了しました。いまから異世界に転移させます」
体を作り替えているので転生じゃないだろうか?
いや、元の体の複製だから転移でいいのか?
まぁ、どうでもいいか。
「では、大戦で死なないよう、頑張って下さい」
なにやら不穏な声が聞こえたと思うと、目の前が真っ白になった。
駄文……
伏線が何もないかも、掴みが弱すぎるこの作品、読んでくれる人には感謝してもしきれませんね。