#2 手掛かり C
どうも、風間 偽亜です^ ^
前回から約一日。
二話のCパートができました。
では、お読み下さい!
C.
――――――。
ここは…どこだろう…。
『―――』
真っ暗で何も見えない…。
『――……―」
…?
何か聞こえる…?
『…い――さ――…」
この声…聞いたことがある…。
『星羅さん!!起きてください!』
そこで一気に視界が広がった。
「んっ…、ここは?」
「やっと起きたわね」
「皆…、あの光に包まれた後…私たちはどうなったの?それに、ここは?」
「これは、あくまで私の推論なんだが…あの円陣は転移魔方陣であったと考えられる。
だとすれば、何かの拍子に発動して私たちは転移してしまったのでは…と、私は考えている」
「多分、あなたの考えはあってると思うわ…」
「どうして言い切れる…?」
私はカリアンに聞き返した。
「私、さっきレイラとノアと一緒に、その辺を探索してきたの。…で、レイラの探知魔法を使った結果…ここはヴァンゼだったわ…」
「ヴァンゼだって!?…でも、こんな場所は無かったはず…」
「そう。ヴァンゼだけどヴァンゼじゃない…。ここはヴァンゼの鏡の世界…、ウェリガルドって場所らしいの…」
「ウェリ…ガルド?」
「聞いたこと無いな・・・」と紅が言った。
「私たちも聞いたこと無いんですよ…」とレイラとノアが頷いた。
「…私、ここの風景、見たことが…ある…」と私は無意識に言っていた。
「それは楓が写っていた写真の場所と同じだからよ…」
「ち…違う。子供…のころ…に、父様と…母様と一緒に…」
「えっ!?」
「わからない…わかんないよ!!」と叫んで、星羅は倒れてしまった。
「ディー!?どうしたのよ!」
「星羅さん!?」と言って額に触った。
そしたら、「アツッ!?」と言ってレイラが仰け反った。
「カリアンさん!星羅さん、ものすごく暑いです!!」
「えっ!?」
「ちょっと見せてみろ!!」と紅が叫んで寄ってきた。
服を少し脱がし、胸に耳をあてて鼓動を調べた。
「これは…疲労からの熱だな…。とりあえず、どこかに移動しよう…」
皆は紅の指示通り…とりあえず、涼しいところに移動することにした。
お読みいただきありがとうございました!
第二話 「手がかり」が無事、終わりました^ ^
手がかりを頼りに本条ビルにやって来た星羅たち。
しかし、そこにあった六芒星の陣に触れて、ウィルガルドに飛ばされてしまった。
全員目を覚ましたが、星羅は高熱を出して倒れてしまった………。
この後の展開がどうなっていくのか!
次話をお楽しみに^ ^