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#1 異世界へ D

今回で異世界から来た女騎士も5回目の投稿になります^ ^

一話のDパートです!


D.

―――人間界 警察署。


「へぇ、ここが警察署かぁ」と紅が感想を述べた。

「な…なんだか周りの人がジロジロ見てきますよ(汗)」

「…私たち、目立ってる…」

「そりゃあ警察の人たちはヴァンゼ人を見たことがないですもの…、不思議がるのも無理ないわ。…じゃあ話をしてくるから、

少しここで待っててくれる?」と言い残し、星羅は受付の方に向かって歩いて行った。


「すみません」

「はい、何でしょうか」

「山本総司令官に会いたいのですが…呼んでくれませんか?」

「山本総司令官…ですか?何の御用でしょうか」

「大事な話があるのよ。アンジェリカが来たっていえば解るはずだから」

「少しお待ちを…」と言って、奥にあった電話を手にかけた。

『………もしもし、総司令官。総司令官にお客が見えておりますが…。…はい?誰とも会う予定はない?…しかし大事な用とか

言ってますが…。…はい?名前ですか?…アンジェリカという女性ですが…。……えぇーー!?…い…今すぐにお通しします!』

警官は叫んでからすぐに戻ってきた。

「も…申し訳ありませんでした!!まさか、あなたが『黒騎士』とは知らずに…。どうかご無礼をお許しください…」

「いいのよ。私こそ早く言えばよかったわね。あなた新人君でしょ?」

「は…はい」

「それなら仕方がないわ。さっ、時間がないから案内してくれるかしら?」

「はい、すぐに案内役を連れてきます」

「じゃあ連れてきたら、呼んでくれる?私、連れとロビーにいるから…」

警官は「はい」と返事をして、急いで事務所に行った。


「お待たせ」と言って、カリアンたちのもとに戻ってきた。

「どうだったの?」

「いいって。山本さんに許可貰えば終わり」

「山本さんって誰ですか?」

「ここの偉い人よ」

話をしていると、一人の警官が近づいてきた。

「お取り込み中のところ失礼します。『黒騎士』様」

「その声は、一樹か!」

「はい、覚えていただき光栄です、『黒騎士』様」

「その『黒騎士』って呼び方やめなさいよ!」

「失礼しました、アンジェリカ様」

「よろしい。さて、案内して頂戴?」

「はい」と言って歩き出した。

それに、星羅たちはついていった。


歩いている途中…カリアンが他の3人を代表して、星羅に聞いた。

「ねえ星羅。さっきから言ってる『黒騎士』って何のことよ。あなた、この一年間、何やってたのよ?」

その問いに答えたのは、星羅ではなく…警官の一樹だった。

「『黒騎士』とは、その名のとおり黒い騎士です。ちょうど一年前…

この町では異世界から来た、はぐれモンスターが少数でしたが

出現していたのです。我々警察が、モンスターを抑えている間に人を避難させる…などの苦難の作業をこなしていました。

…しかし、ただの人間が異生物に適うわけがなく、もたなくなり…もうだめだと思ったとき、

アンジェリカ様がモンスターと我々の間に割って入ってきたのです。

最初は、危ないから下がりなさい…などといって止めようとしました。…ですが、下がりませんでした。

モンスターがアンジェリカ様を襲ったとき、我々は目を瞑ってしまいました。…しかし、衝撃音はならず…目を開くとそこには、

黒い甲冑と黒い鎧をまといし騎士がいました。そして、一瞬にしてモンスターを倒してしまいました」

「それが…星羅さんなのですか?」とレイラが聞くと、他の3人も星羅のほうを向いた。



「そう…それが私。2/3の…ヴァンゼの力を持つ者。…黒騎士」



お読みいただきありがとうございました!

第一話はこれで終わりです^ ^

一話はいかがでしたか?

次話をお楽しみに!

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