#6 真実 A
#6 真実
A.
しばらくしてナハトが泣き止み、みんなで応接間に移動した。
そして…。
「先程はお恥ずかしいところをお見せしました」
「い…いえいえ!こちらこそナハトさんが男の人だと勘違いしてしまって…すみませんでした…!!」
カリアンが謝り、それに続いて紅、レイラ、ノアも頭を下げた。
「そんな…!頭を上げてください。私も性別を言わなかったのがいけなかったんですから」
「そう言ってもらえると助かる」と紅が頭を上げて言った。
「コホン…」と星羅が咳払いをした。
「その話はそこまでにしてもらえる?」
「すみません、アンジェリカ様」
「いいのよナハト」
そこで紅が「そういえば…星羅はこっちのことは知らないはずだろ?それに、星羅は気を失った状態で運ばれてきた。なぜ、ナハトさんのことを知っているんだ?」
「そうよ!それにナハトさんが女性だってことも知ってたじゃない!」
「?どういうことですか?アンジェリカ様はここのことを知らないと言ったのですか?」とナハトが紅に聞き返した。
「はい。ここに…
ウェリガルドに来たばかりのときに、見たことはあると言っていたが…うる覚えのような様子だった」と言った後、みんなが星羅のほうへ視線を向けた。
「それは…病室で目を覚ました時に思い出したの」
「思い…出した?アンジェリカ様…それじゃあ、記憶がなかったのですか?」
「えぇ。すべて思い出したわ。今までの記憶…それに…過去に起きたあの日のことを…」
そこで今まで黙っていたノアが口を開いた。
「…それって…ナハトさんが言ってた…誘拐事件…?」
「ナハト、話したのね」
「す…すみません、勝手なことして…」
「いや…話すつもりだったから、話す手間が省けたよ。ありがとう」
「もったいないお言葉!」
「じゃあ話すわ。あの時起きた…真実を」
星羅は語りだした。
お読みいただきありがとうございました^^
今回は少し長文になってしまいました。
ナハトの性別が発覚し、
話がまとまり、
ついに次のBパートから過去の真実が明らかに!
どうぞお楽しみに^^




