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結果報告

「でね、カード占いだったの。彼の回りに女性のカードが沢山出たみたいで、例えると、あちこちに仕事に行くような舞台俳優が、地方地方で妻みたいな女性を作っているようなカード配置ですって言われたわ」


スザンナは信じれないと言うように言っていたが、以前、ロクさんから聞いたランスの話が、とてもスザンナに聞かせる事はできない話だったことを思い出した。占いって、意外と当たるのかもしれない。そうなると、私がずっとロクさんに求めてもらえるというのも当たるのかもしれない。ロクさんの男らしい手、低い声、唇の感触を思い出し、急に恥ずかしくなり、そんな自分の思いを打ち消すように私は言う。


「…占いなんだし、当たるとも限らないわよ」

「そうだといいんだけど…。アンリはどうだったの?」

「石をこう、紐で揺らしながら見てくれる人だったのよ。まあ、相性はいいんじゃないかなって言われたわ。ただ、向こうで仕事するなら話し合いが必要って」

「そう、良かったじゃない。アンリが隣国に行くのは寂しいけれど、行けない距離でもないから、遊びに行くわね」


いつの間にか、舞台での演奏が終わったようで、次は踊りのグループが踊りを披露すると紹介されていた。


「スザンナ、他の店も見てみましょ」

「そうね。せっかくだし、全部回ってみたいわ」


※※


ダニエルもミカちゃんと祭りに行くと言っていたが、この人の量では、すれ違っても気づかないかもしれない。


「アンリ、見てこれかわいい」


スザンナが指差したのは、アクセサリーを売っている店先にある指輪だった。


「東国の指輪だって。ペアリングだから、恋人同士ではめるものみたいよ。ロクさんに買ってあげたら?」


私はぎょっとする。これは確か、前にオリバーにもらったやつと同じじゃない!?オリバーったら、行商人によく聞かなかったのかしら?それとも国が違うとペアリングとして売り出されるのかしら?

もしかしたら、ロクさんはこの指輪の意味を知ってたのかしら?

私の頭の中はこんがらがる。


「…私は、結婚指輪するつもりだからいいわ。スザンナが買ったら?」

「それがねえ、私もランスさんからホラ!」


そういってスザンナは薬指の指輪を見せてきた。


「え?結婚?」

「ううん、国に帰る前にくれたのよ。僕の気持ちだって。結婚は仕事が忙しくてまだ考えられないけど、君の事が大事だって言って、これをくれたの」


スザンナはうっとりと指輪を見つめながら言う。他にも何人もランスから指輪をもらってるって聞いたらどう思うんだろう。

前の彼氏の時も、色々皆から言われてたけど、全然耳に入ってなかったし、私が言ったところでなのよね。


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