表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【第3部】勇者参上!!~究極奥義で異次元移動まで出来るようになった俺は色んな勢力から狙われる!!~  作者: Bonzaebon
第4章 はぐれ梁山泊極端派Ⅱ【沈黙の魔王と白い巨塔】 第2幕 K'(ケー・ダッシュ)
375/404

第375話 源泉かけ流しサービス絶賛実施中ですので……。


「ぎょ、ぎょわあああん!!!???」



 いきなりビックリ! 戻ってきてビックリ! 二度見してビックリ! ……な毎度お馴染み、世界刑事ギョバン最大の危機な状況で始まりました! いやはや、なんか元の空間に戻ってきたのはいいんでヤンスが、なんか緊迫した状況のなかに飛び込んでしまったようでヤンス! こっわい顔したイツキさんと処刑隊のおっかない義手の人の間に挟まれ、蛇に睨まれたカエル的な立場になってしまったんでヤンしゅう!



「み、みなさん、ご機嫌うるわしゅう! 毎度お馴染み世界刑事ギョバン、ただいま参上でヤンス?」


「なんだコラ? お前がなんでこんなところにいるんだよ? あぁ?」


「おうおう! 勇者の腰巾着が今度は俺の邪魔をするってか? 安もんの毛皮にされて売り飛ばされたくなかったら、さっさとそこをどきな?」



 おうあおっ! なんか二人とも青筋たてて如何にも破裂しそうな勢いで脈打たせてるでヤンス! なんかただ戻ってきただけなのにお二人の邪魔をしてしまったようで収集がつかなくなる寸前になってるでヤンしゅな。


 これはもう詰んだでヤンス。チェックメイトで四方八方塞がれ、何をしても命を”LOST”してしまうような状況! 楽しいデートタイムの果てにこんな地獄が待ち受けていたなんて思わなかったでヤンス! もうあのとき既に運を全て使い果たしてしまってたんでヤンすね……。



「お、おそろしっこ……。」


(しょわあぁぁぁぁっ!)


「げっ! コイツ、漏らしやがった!」


「あぁ? 犬だけにこんなところでマーキングたぁ、いい度胸してるじゃねえか? あぁん?」



 あぁあ! ついに心のダムが決壊を起こしてしまったでヤンス! キョーフと言う名の暴風雨に曝されて、徐々に心の余裕と言う名の水位が許容値をオーバーフローしてしまったのでヤンしゅう! 


 突然の事態でヤンしたから、ダムの下流域に警報が出せずにお漏らしてしまったのでヤンス。このままでは異臭騒ぎと言う名の二次災害とか、ドシャククヅレ(○○○漏らし)(※おそらく土砂崩れの事だと思われます。)が発生しかねない危機を迎えてしまったでヤンしゅよ。とにかく社会的にも、生物学的にも死を迎えようとしてるんでヤンす!



「も、もう、あっしを煮るなり焼くなり、お好きなように料理して下さいんヌ! ホットドッグでもジャーマンドッグでもお好きなように! パンの種類は如何いたしますか? 玉ねぎはヌキにしますか? むしろパンをヌキにしますか?」


「何を訳のわからんことを……。」


「えっ? センヌキ? お客様ご冗談を。本店はビン入りのお飲み物は用意していませんので……。」


「それよりもさっきから駄々漏れになっているお前のモノに栓をしろよ!」


「ただいまドリンクが源泉かけ流しサービス絶賛実施中ですので……。」


「誰が飲むんだよ、そんなもん!」



 あぁ……。こんなに源泉かけ流し状態になってしまったのも、あの空間で”ヒャーシ・アメ”(※おそらく冷やし飴)とかいう生姜風味の甘いドリンクをしこたま飲んでしまったからいけなかったんでヤンす!


 甘かったのでついつい飲み過ぎてしまったんでヤンスな。甘い汁だけにチューチューしたかったんでヤンす。リアルにチューがしたかったんで験担ぎにと飲み過ぎたのが原因でヤンしゅう。



「もういい。茶番なんぞどうでもいい。こんなのに気を取られずに纏めて粉砕しちまえばいいのさ!」


「ぎょべば、べべ!?」



 あ……。処刑隊の人の鉤爪があっしの目前まで迫ってるでヤンス。これがあっしの最後の瞬間なんでヤンすね。急遽急展開を迎え打ち切りエンドのような最後になってしまったんでヤンスな。皆さん、サヨナラ、サヨナラ。またどこかでお会いしま……、



(ガギィィン!!!!!)


「なんとか間に合ったか?」


「く!? 犬の魔王か?」



 世界刑事ギョバンの最終回を迎えようとしているときに見覚えのある黒い塊が盾になって防がれたでヤンス! これはダンチョーの超巨大こん棒(グレート・クラブ)でヤンす! あっしから遅れてコッチに戻ってきたんでヤンスな!



「危ない、危ない。せっかく救出してきたのに、危うく殺されるところだった!」


「ようやく本命が登場か? 勿体ぶりやがって!」


「処刑隊と遭遇か……。やっぱりこれは(ハリス)の仕掛けた罠にかかってしまったんだろうな。」



 ああ、なるほど! 羊さんの罠で仲が悪いもの同士でぶつけ合わされたのでヤンスな? 本当ならみんな仲良く羊魔王を倒しにいくはずだったのに、同士討ちを仕掛けられる羽目になったんでヤンしょ。それにしても魔王はズルい事するのが多いでヤンスな? 普通にしてても強いのにねぇ?



「イツキ、よく耐えてくれたな? これでオレが戻ってきたから、形勢逆転だな?」


「うるせえ。お前がいなくても持ちこたえてみせらぁ!」


「形勢逆転? 私も戻ってきたのによくもまぁ、そんな事が言えますわね!」



 そうでヤンしゅ! あっしらがいない間に3人で処刑隊の人たちと戦っていたんでヤンスな? 今なんかセンベイ君がちっさいオジサンを抑え込んでいるようでヤンしゅ。


 でもセンベイ君も腕にナイフが刺さっているので痛み分けの状態になっているのでヤンス。そこにあっしらが戻ってきたと? あっちはヘイゼルちゃん一人、こっちは3人戻ってきたので人数的には有利でヤンしゅ! でもあっしを戦力に数えない方がいいはずでヤンスな……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ