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【第3部】勇者参上!!~究極奥義で異次元移動まで出来るようになった俺は色んな勢力から狙われる!!~  作者: Bonzaebon
第4章 はぐれ梁山泊極端派Ⅱ【沈黙の魔王と白い巨塔】 第1幕 異界塔士Ro・Ar
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第345話 続きは外の世界で!!


「うむ、全員無事に達成して戻ってきたようじゃの。ご苦労じゃった。」



 課題だったスタンプラリーから全員が戻ってきたところで、サヨ姐さんもホッと一息ついたところでヤンス。メンバーが二人ほど増えていることにも気付いているようでヤンすけど、見て見ぬフリをしてくれてるでヤンス。荒らしではないことを知ってお咎めなしという所でヤンスかね?



「オイコラ! クソ犬! なんでお前がシャンリンと一緒にいるんだ!!」


「え? いや、コレはシャンリンちゃんのご厚意でお近づきになったんでヤンス!」


「なんだとぉ!? あり得ぬっ! お前のような雑巾同然の匂い漂う野良犬如きにシャンリンはもったいないわ! 即刻離れろ!!」



 だってコレはシャンリンちゃんの公認なんで問題ないんでヤンス! なんかティンロン君の物言いが躾の厳しい厳格な頑固父さんみたいな態度になってるヤンスな! 

「娘はお前にやらん!」的な事を言ってるでヤンス! それはさておき、この眼鏡君も人のこととやかく言う筋合いはないはずなんでヤンスよ!



「それよりも! ティンロン君の方こそ抜け駆けは良くないでヤンス! ヘイゼルちゃんと駆け落ちみたいなマネはよろしくないでヤンスよ! やり口が火事場ドロボウみたいでヤンス!」


「な、何を言うか! 俺はそんなマネなどしていない! 彼女に誘われ後を付いて行ったのだ! 見知らぬ土地を婦女子一人に歩かせるわけにはいかなかったのだ!!」


「ウワァ〜!? ヒッドイ! ヘイゼルちゃんのせいにしてるでヤンスぅ〜!!」

「ば、ば、ば、馬鹿を言うな! コレはれっきとした紳士の精神に則った上での行動なのだ! やましいことなど一つもしていない!!」

 紳士? どの口が言うんでヤンスかねぇ? 紳士どころか非モテの童◯丸出しな少年風情がねえ? 紳士どころか下心全開でかわいいお尻の後を付けていったに違いないでヤンしゅ! その証拠に体のある部分が変化していることに気付いてしまったでヤンスよ!



「その割には〇〇が”モッコし!”してるでヤンスよ?」


「あああ!? コレは違う!! これはその、寝起きの時のアレと同じ原理だ! そうに違いない!!」


「寝てた? 寝てたんでヤンすね? コレは不純異性交友したのは間違いないでヤンスよ!!」


「いや寝てない! 寝起きと言ったのは物のたとえであってだな、実際はそうではない! オレはれっきとした童◯だ! ハッ!? いや童◯ちゃうわ!!」



 どっちなんでヤンスか? 少なくとも変態紳士にクラスチェンジしたのは間違いないでヤンスな。どうせヘイゼルちゃんのおムネとかお尻に目が眩んでクラスチェンジが自動的に促されたに違いないでヤンスな! ”モッコし!”はその残滓でヤンス。



「ワン公と眼鏡の小僧よ、下世話な話はそれぐらいにしておけ。そこの娘も機嫌を損ねておるぞ?」


「恥ずかしいお話は止めてくださいまし。貴方のそのようなところは自重すべきだと思いますの。真摯であることを自覚すべきでありますわ。」


「うわわ!? ゴメンナサイ!! お見苦しい所をお見せして申し訳ありませんでしたぁ!!」


「わひょひょ! いい気味でヤンス!」


「犬の人も反省するアルよ。」


「ひゃい! ごめんなさい!」



 女性陣からお咎めを受けてしまったでヤンス。ちょっと暴走しすぎたでヤンスな。ミャーコちゃんやプリメちゃんまでコッチに蔑んだ目を向けてるでヤンス。キョウナちゃんは……ダンチョーの方を見ている? ダンチョーが何か異変を感じ取ったみたいでヤンス?



「”蛇”が死んだ……。」


「そのようじゃな。邪悪な気配が一つ消えた。あやつめ、蛇の魔王の討伐に成功したようじゃ。」


 いきなり神妙な面持ちになったと思ったら、突然の魔王警報解除のお知らせだったようでヤンス。死んだってことはアニキが倒したんでヤンすね? さすがのアニキでヤンス。一人で魔王を倒してしまったんでヤンスな!



「ということは、この空間はまもなく崩れ去るであろうな。蛇の魔王主体で作り出した空間であるから、消滅が始まるぞい。皆の者、心するが良い。」


「いきなり訳もわからず消滅しちゃうの? まだなんか途中だったんじゃないの? ワラワ先生?」


「仕方なかろう。妾とて想定外じゃ。協力者がいたとはいえ、あやつがこんなに早く倒してしまうとは思うてなかったのじゃ。」


「協力者って誰? なんか味方じゃないみたいな言い方だけど?」


「妾にもわからん。正体不明の存在じゃ。妾の情報網にもない人間が関わっておる。」



 アニキは謎の人物に助けられたみたいでヤンス。もしかして、ナントカ・グレートとか言う人? あのスーパーマンみたいな人だったら何でも倒せてしまいそうでヤンスな。あっしは見たことないけど!



「アイツらのこと? アイツらは法王派の人間だよ。」


「なんじゃと? 法王派の人間だと何故わかる?」


「なんかアイツはコソコソ活動しているのを見たことがある。テ……、」


《シュゥゥゥゥゥン!!!!!!!》



 ダンチョーが何か正体を言おうとしたところで姿が消えてしまったでヤンス! それどころかみんな次々と姿を消していくでヤンしゅ! 空間の崩壊と共に強制退出させられてるでやんしゅう!!

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