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【第3部】勇者参上!!~究極奥義で異次元移動まで出来るようになった俺は色んな勢力から狙われる!!~  作者: Bonzaebon
第4章 はぐれ梁山泊極端派Ⅱ【沈黙の魔王と白い巨塔】 第1幕 異界塔士Ro・Ar
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第259話 下手すると筋肉ダルマに改造されますよ?


「それでは皆さん、勉学、部活動共に励んで下さい。以上!」



 謎のメリーメアル学園に突入したあっしらはなんだかんだで強制的に入学式に参加させられる羽目になったでヤンス。だってみんな武器は取り上げられていたし、教員に扮したゴリラ(※ハハッ!ゲイリー)の軍団に強制連行されたでヤンス! 流石に強い人はいても、素手ではゴリラの大群には敵わないのでヤンスよ。



「校長先生、ありがとうございました。」



 なんか、校長先生が意外と美人の女の人だったでヤンスよ! しかもパツキンのナイスバディー! でも、頭に羊の角みたいなのが付いてたでヤンス。やっぱり正体はハンニャバル(※違います)とかいう魔王なんでヤンスかね?



「ハイ、皆さん、次は教室に移動して下さい! 急がないと、バツとして腕立て百回してもらいます!」


「ぎょわー!? なんか最初っから物騒でヤンス!」


「何だアイツは! 肉体の修練で脅すとは不届きな奴め!」


「ティンロン君、あのゴリラには黙って従うでヤンス! 目をつけられたら、アッと言う間に筋肉ダルマに肉体改造されてしまうでヤンスよ!」



 脳筋な雰囲気が漏れ出す教員の指示に、みんなそそくさと教室に向かおうとしてるでヤンス。別に罰ゲームを恐れているとかじゃないだろうけど、ムサ苦しいことに付き合わされるのを避けたいのでヤンスな。多分。



「ここが教室でヤンスな? どこの席に座ればいいんでヤンスかな?」


「うむ? なんか前の方の黒い板に書いてあるようだぞ。」


「え? えーと、なになに? あっしの席はどこカニ?」



 カニカニ、ドコかに? あっしの席は一番前! しかも教壇の真ん前! しょぎゃわーーん! ヤバイでヤンス! そんなトコロだとあーんなコトしたり、コーンなコトしたり出来ないでヤンスよ! それどころか、下手したら筋肉ムキムキのムキムキィーヌに肉体改造されかねないでやんしゅう!



「なんでオレはお前の後ろなんだ! 臭くてかなわんわ!」


「真ん前のあっしよりはマシでヤンスよう! しかも、臭いってどういうことでヤンスかぁ! 失礼でヤンス!」


「その野良犬臭さで何を言う! 加えて屁でもしたら、その場で叩き切るからな!」


「もう! そんなコト言わずに、チーム非モテで頑張るヤンス!」


「うるさい! お前と一緒にするな! 非モテとかいうなぁ!」



 もう最初から二人で大モメしてしてるでヤンしゅ! なんとか協力してこの罠学園を乗り切るつもりでヤンしたのに。でも相変わらず剣を持ってる前提で話すのが基本になっているのが気になるでヤンス。普段から辻斬りでも嗜んでたみたいな口ぶりでヤンスな。



「ハハッ! 非モテの影キャが揃って一番前とか! やっぱ、ゴリラにマークされてんだろうね? どっちも貧弱そうだから。」


 ミャーコちゃん達が入ってきたでヤンス。そして、あっしら非モテコンビの席の割り振りを見て笑ってるでヤンス。ミャーコちゃんとエピオン君達、グレてるカップルは一番後ろみたいでヤンス! いいなあ!



「ほーほー、私達、優等生組はちょうど真ん中くらいか。問題児と接触は少なくなりそうでヨカッタ!」


「問題児だなんて……皆さんに失礼ですよ、プリメーラさん!」


「だってどっちも悪の組織に裏切ったじゃん? 問題児と呼ばずして何と呼ぶのかね?」


「普通に名前でお呼びすればいいのでは……?」


「そもそも、兄上は何も裏切ってないアルよ。」



 相変わらず、あっしへのディスり風当たりがキツイでヤンスな。プリメちゃん達は真ん中……! って、ロッヒェン君が美少女二人に左右を挟まれる形になってるでやんしゅう! なんともうらやましいっ! ああっ、あの二人に挟まれてモミクチャにされたいでヤンス!



「ハッ! アホと離れられてよかった! あんまり席が近いとアホが移るもんね!」


「何がアホか! もっペン言ってみろ! 裏切り者のクセに!」


「甲斐性なしのアホ勇者に愛想尽かしただけじゃい! もう一人のクソ馬鹿が増えたから当然の措置なのだ!」



 なんか二人の間がバチバチほとばしってるでヤンス! やっぱ、キッカケはロッヒェン君? イケメンの取り合いで争う形でヤンスかね? でも、エピオン君は? 彼は興味なさそうに寝たフリしてるでヤンス。イケメンならではの余裕でヤンスかな?



「あら、貴方と席がお近くで光栄ですわ。ますますお近づきになるキッカケがつかめましてよ。」



 しょぎゃわーーん! ヘイゼルちゃんはロッヒェン君の真後ろでヤンス! これで完全に美少女に囲まれる結果になってるでヤンしゅ! 四方を囲まれるまでリーチがかかってしまう事態に! 揃ったら、そのまま卒業確定とかになりそうな勢いでヤンスな!



「おっ! 魔女っ子ヘイゼルちゃんまで参戦か? コレであっちのアバズレ女に勝ち目は無くなったな! 勇者プリメーラ・パーティーの実力を早速発揮するときが来たのだ!」



 いつの間にかプリメちゃんパーティーのメンバーが増えてるでやんしゅう! ティンロン君の妹に加えてエルしゃんの従妹まで! そんな美少女メンバーに囲まれて逆紅一点なロッヒェン君! 羨ましすぎてたまらんでヤンス!



「ハッ! 脳内お花畑パーティーの分際で調子に乗りやがって! だったら勝負だ! それぞれ3チームに分かれて成績を競うまでだ!」


「むむーぅ! 望むところだ! コテンパンのぺぺンがペンにしてやるからなぁ! 覚悟しろ!」


「ちょ、待って! オレはこのクソ犬なんかと組まないといけないのかぁ!?」



 ぎょ、ぎょわーーーん! なんか、派閥争いに巻き込まれてしまったでヤンス! だとするとあっしらは断然不利でやんしゅう! 女の子一人もいなかったら、モチベーションが上がらないでヤンしゅよう!


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