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【第3部】勇者参上!!~究極奥義で異次元移動まで出来るようになった俺は色んな勢力から狙われる!!~  作者: Bonzaebon
第4章 はぐれ梁山泊極端派Ⅱ【沈黙の魔王と白い巨塔】 第1幕 異界塔士Ro・Ar
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第253話 学園の形をした罠?


「な、何!? 私立メリーアル学園だとぉ!?」



 塔が聳え立つ場所の麓にある謎の施設のところまであっし達二人はやってきたでヤンス。ちょうど塔の周りに色んな建物が……でもある程度白っぽい感じで統一されている辺り、全て関連のある建物と見て間違いなさそうでヤンス! あっしが建物を見渡している内に❍❍ロン君が何かに気付いたようでヤンス!



「何か知ってるんでヤンすかぁ?」


「……とここに書いてある。」


「書いたの読んだだけぇ〜!?」



 拍子抜けしたでヤンス! いきなり謎の施設の名称を言い出したと思ったら、読んだだけだったみたいでヤンスよ! 門の柱のところを見ると、縦に細長いカンバンに書いてあるでヤンス!



「学園ってことは、学校なんでヤンスかね?」


「そうなんだろうよ。とはいえ、物の怪の本拠地にあるようなものなのか? コレも妖術の類ではあるまいな?」


「でも、どんな罠なのか想像がつかないでヤンスな。」



 学校? まったくもって意味不明でヤンス。学校ってことは、鬼の勉強地獄とか、鬼のように難しいテスト地獄とか、絶対眠ってはいけない24時間耐久ツマラナイ授業地獄とか! そんなんだったらイヤでヤンス! それを受けるくらいなら、舌を噛み切って自決した方がいいかもしれんでヤンス!



「あっ!? 君たちは……!?」


「あっ!? き、貴様は!? シャンリンまで!」


「ロッヒェン君にプリメちゃん!?」



 門の所で立ち往生していたら、誰かがやって来たでヤンス! 誰かと思ったら、ロッヒェン君とプリメちゃん、そして謎の東洋風美少女が一緒にやってきたでヤンス。


 〇〇ロン君が反応しているということは知り合いみたいではあるヤンスな。そして揃いも揃って服装が普段のと違うのにも変わってるでヤンス! ロッヒェン君はあっしらと同じ、女の子二人は|地味ながらに可愛さのある制服《※要するにセーラー服》になってるでヤンス!



「タニシさん、無事だったんですね?」


「うーん、無事というかなんというか、色々巻き込まれて、犬の魔王さんと行動を共にしてるでヤンス。」


「えー? 犬Pって裏切り疑惑が立ってるよ? お仕置きしといた方がよくない?」


「ぎょわーっ!? あっしは裏切ってないでヤンすぅ!?」



 ここであっしが裏切ってる疑惑が立ち上がったでヤンス。こんな時に言わなくても! でも、しょうがないでヤンス。あっしは魔王サイドについてるんでヤンスから……。なんかある意味エルしゃんが世間一般からどんな風に見られているかがなんとなくわかったような気がするでヤンス。



「まあまあ、プリメーラさん、タニシさんにも色々事情があるんです。今は触れないでおきましょう。それよりもここから脱出する方法を探さないと……。」


「脱出ぅ〜? それよりも犬の魔王の罠かもしれないじゃん? そのためにあの人がいるんじゃないの?」


「ないでヤンス! あっしも気がついたらここにいたんでヤンスよ!」



 ううう、疑いが中々晴れないでヤンス! 特にプリメちゃんにはあっしが出来心でタッチとか、アレの中身を見たりとか、如何わしいマネをたくさんしていたから疑われているような気がするでヤンス!



「犬の魔王はこんな回りくどい事はしませんよ。それはクルセイダーズに残る記録からそれは明らかです。逆に羊の魔王は相手を奇怪な罠に嵌めることを得意としているんです。」


「ちっ! 犬Pを懲らしめるキッカケを失っちまったぜ!」


「プリちゃん、口調が悪い男みたいになってるアルよ。」



 おおっ! コレはクルセイダーズのデータベースに感謝しないといけないでヤンス! これで一応は助かったでヤンスな。でも、プリメちゃん、裏切り疑惑に便乗してあっしを成敗しようとしてるのが発覚したでヤンス。恐ろしッコ!



「それよりも私、その犬の人とおトモダチになりたいアルよ。」


「ホントでヤンスかぁ! あっしからもお願いしヤス!」


「ええ〜? 止めといた方がいいよ? その人、度が過ぎた妖怪スケベ犬なんだからね?」


「スケベ犬だとぉ! ただでさえ無礼犬のクセにエロいマネをするとは! 絶対ダメ! お兄ちゃんはこのクソ犬を近付けさせないからね!」



 あのカワイコちゃんの正体が判明したでヤンス! ❍❍❍ン君の妹だったみたいでヤンス。でも、折角の機会なのにお近づきになるには障害が伴いそうでヤンスな! でも、あっしは負けないでヤンスよ!



「ウチからも警告するよ! その犬畜生はとんでもなくエロいから! 気をつけないとヤられるよ!」


「みゃ、ミャーコちゃん!?「」


「あーっ!! もう一人の裏切り者が来たよ、コレ!!」


「姉御!?」



 ミャーコちゃんが現れたでヤンス! しかも、エピオン君まで一緒にいるでヤンス! 服装もあっしらと同じ様な服装……と思いきや、なんか悪そうな感じ(※要するにヤンキー風)にアレンジされてるでヤンス!



「お嬢さん《フロイライン》もここに?」


「なんだかわからないけど、みんなそろってるじゃん? 丁度いいからここで決着つけてく? 誰が生き残れるか、みたいな? ソコに隠れてるヤツも出てきなよ! アンタも加わんな!」


「バレてしまいましたか……。わたくしもバトルロイヤルに参加しますわ。」



 ミャーコちゃん達以外にヘイゼルちゃんまで出て来たでヤンスよ! なんか若い子ばっかりがしゅうけつしたでヤンス! でも、あっしだけちょっと年増なんで、気恥ずかしいでヤンスな。いつも心は永遠の17歳をモットーにしてるので問題はないんでヤンスがね。


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