星の国の奏多

風を操る青年を巡る壮大な歴史ファンタジー。
「魔」と呼ばれる異形との戦いや、他の国との諍い、主人や仲間との絆、敵対する国の少女との恋愛を描く。

--------------------------------------

いつかの時代、「燈」という大国。

人を喰らう異形の化け物・「魔」がはびこる時代、人々が暮らす都は、その土地の四方にそびえたつ巨大要塞が護衛していた。

各巨大要塞には特殊な能力を持つ者やそれに準ずる者が配されており、その数は約80名前後。長きにわたる歴史の中で、それぞれに独自の文化やしきたりが構築され、要塞は人々から「国」と呼ばれるようになっていった。

東を守るは、知力に長けた「月の国」
西を守るは、長い歴史を持つ「花の国」
南を守るは、自然と共存する「風の国」
北を守るは、武力に長けた「星の国」

中でも北の「星の国」は、未開の北の地より迫りくる異形「魔」と対峙する過酷な環境にあり、長きに渡り多くの血が流れてきた。

生まれつき風を操る異能を持つ青年・奏多は、その人智を超えた力の全てを持って、北の地を制圧するために奔走する。

--------------------------------------