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アビー様が怖い…

アビー様の執務室で放置プレイ中です。

かれこれ半時間(1時間)ほど待っています。

6時半(13時)を過ぎた。そろそろお腹が空いて来たんだけど…私忘れられてる?

誰か来たようだ。身構えるとロックさんがお昼を持って来てくれた。

『わぁ!クロワッサンサンドだ!』不安な気持ちが払拭される。ロックさん神妙な顔して私の前に跪き、深々頭を下げられビックリしていたら


「モリーを庇って下さったと聞きました。本来は仕えるモリーが春香様をお守りするべきでした。申し訳ありません。夫して感謝申し上げます」


「いえ…私も男性に守ってもらったので…大した事してません。それより状況が分からないのですが、ロックさんは何かご存知ですか?」


結局、ロックさんも何も分からないらしい。モリーさんは憔悴していて暫くお休みするようだ。

トラウマにならないといいけど…


ロックさんが退室しクロワッサンサンドと対峙する。やっと君を食べれる!テンションが上がる!

まずはカラカラの喉をお茶で潤す。

さぁ!いただこう!


手を伸ばしたら凄い勢いで執務室の扉が開いた。

アビー様が颯爽と入ってきた。

「春香ちゃん。事態が急変したの。少し辛いけど夜には治るから我慢してね!」

「すみません。意味がわか!」


アビー様に口に小瓶を突っ込まれた!薬品の様な液体が喉に入ってくる。咄嗟に飲まない様にしたらアビー様に鼻をつままれた!焼ける様な薬品は喉を通り胸が熱くなる。


『毒!』


涙目でアビー様を見たら笑顔で私を抱えて執務室を出る。クロードさんが後を付いてくる。

声が出ない!目線でクロードさんに助けを求める。

クロードさんは微笑むだけ!

ここで死んだら元の世界に戻れるの⁈

ひたすら苦しいしインフルエンザを罹った時の様に体が熱い。熱が…意識が朦朧とする。


部屋に戻ってきた。アビー様は寝室に入りクロードさんを外で待機を指示をし、ベッドに私を座らせ鼻歌まじりで私の着替えをする。あっという間に夜着になり寝かされる。

アビー様が寝室の扉を開けるとクロードさんと侍女さんが入って来る。侍女さんがお水とタオルを持って来た。


「春香様。モリーが暫くお休みいただくので、代わりにマリーを付けます。何かありましたら何でも申しつけて下さい」


マリーさんはコップに果実水を入れ飲ませてくれるがまだ喉が熱い。また寝かされ冷やしたタオルを額に乗せてくれる。ひんやりして気持ちいい。

意識が朦朧とするなかアビー様が


「今日は春香ちゃん病人です。屋敷の者に周知しておきなさい」


「畏まりました。奥様」


アビー様は出て行った。クロードさんはマリーさんに何か指示してクロードさんも退室した。

頑張っていた私の意識はここで果てた…



「いやーー解雇!」

ガラガラの声で叫んで目が覚めた。マリーさんが隣の部屋から飛んで来た。また夢を見ていたようだ。

マリーさんに果実水を飲ませて貰い、寝汗が凄かったので、体を拭いて貰い着替えた。

マリーさんは心配していたけど、大丈夫だと告げてベットに寝転がる。

また元の世界に戻った夢。ここ(異世界)から自室に戻りポストを覗くと会社の封筒が1通。開封して中を見ると解雇通知だった。1ヶ月無断欠勤による解雇だった。

あり得る夢に寒気がする。戻ったとしてどの時間軸に戻るんだろう…同じ時間?翌日?1週間後?数年後…考えただけで恐ろしい…

まだ発熱する頭で考えたら絶望しかしない…

また意識が遠のいていく…誰か…ミハイルさんたすけて…婚約者で…しょ…



誰かおでこを触っている。目を開けると知らない白衣を着たおじいさん。マリーさんに体を起こされ背中にクッションを挟まれ座る。


「可哀想に…お嬢さん口を開けて!」

あーんとするとおじいさんは口腔内を確認し、私の首に指を当てて何か確認して


「急性咽頭炎ですね。お薬を出すので少しでいいので何か召し上がり、服用して下さい。明日には熱は下がるでしょう。後2日は安静にして下さい。シュナイダー公爵夫人。殿下には私からお話ししておきます。お嬢さんがよくなりましたら登城する様に」


おじいさんはマリーさんに袋を渡しています。

アビー様にまた寝かされ額にキスをされた。

アビー様とおじいさんは退室して行った。

『急性咽頭炎?うそだ!私毒盛られてます!あのおじいさんは医者?ヤブだよきっと!』


「いまなんじですか?」

「今は9時半(19時)ですわ。何か召し上がれそうですか?」


首を振り要らないというとマリーさんは退室して行った。喉の痛みはマシになったけど、まだ熱がある。今日は最悪の日になった…図書館行かない方がよかったのか…

少ししたらマリーさんが果実水とゼリーを持って来てくれた。食べれないと思ったけど、ゼリーはやわらか目で冷たく喉を通り食べれた。マリーさんにお礼言うと微笑みを返してくれた。


10時半(21時)になった頃には熱も引いて来た。大分体も楽になって来た。廊下が騒がしいけど?


凄い勢いで寝室の扉が開いてミハイルさんが入って来た。確か今晩は遅くなるって言って無かったけ?

駆け寄って来て起こされて抱きしめられた。


「ミハイルさん!私熱が出て汗かいているので離してく」

「よかった…汗?些細な事気にしません。暫くこのままで…」


いゃー汗臭い喪女なんて終わってる!離して欲しい!湯浴みさせて!


「あらあら!微笑ましいわ!春香ちゃんもう大丈夫な頃かしら⁈熱もダルさも引いてるでしょ?

大丈夫ならマリー。春香ちゃんの湯浴み手伝い、身支度出来たらレイモンドの執務室に来て頂戴。ミハイル!レディが支度始めるから部屋から出なさい」


「もう少し…ぶっ!」


「しつこい男は嫌われるわよ!」


ミハイルさんはアビー様に首根っこを掴まれ退室して行った。



現在11時(22時)前。一応私生きています。


死にかけた春香。次話で説明される。


お読みいただきありがとうございます。

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