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久しぶりにジョシュが登場します

「えっと…ミハイルさんの気持ちは嬉しいのですが、一応帰る方向で考えています。でもまだ帰り方も分からないし、まずは帰り方からかなぁ…」


「見つかったら直ぐにでも帰るのか?」


「どこまで本当か分からないけど、こちらの1ヶ月は元の世界では1年になるようです。元の世界では7年失踪すると死亡扱いになり、帰れても色々手続きが大変なんです。だからあと6ヶ月までの間に決めたいと思っています」


ミハイルさんは強く抱きしめて来て囁くように

「ハルがこの世界いや、俺の傍が居場所になるようにこれまで以上に愛を捧げよう」


「えっと…お手柔らかにお願いします」


離れて待機しているテリーさんが笛のような合図を鳴らす。ミハイルさんは腕を解き手を引いて愛馬の元に歩いて行く。気がつくと日が暮れかけいた。


「これ以上ここに居ると狼が出る。屋敷に帰ろう」

「はい」


行きと同じ様にミハイルさんに抱えられて屋敷に戻った。そしていつも通り皆さんと夕食を共にし早めに寝室に入ります。


とうとう”迷い人”である事を認めてしまった。シュナイダー公爵家の皆さんは信用している。”迷い人”だからと私を軟禁とかはしないと思う。寧ろ軟禁するとしたら殿下のだろう。

怖いのは舞踏会から帰してもらえず城に閉じ籠められる事だ。殿下至上主義のアレックスさんが参戦したらマジ帰して貰えないかも…

舞踏会当日はシュナイダー家の方々から離れない様にしようと誓う。


そうそうミハイルさんに借りたマルク教授の研究書に、迷い人を助けた貴族は爵位や家名は記録に残って無いが、フィリップ殿下に近い人物で忠誠心が強い者だとマルク教授は考えた。何故ならフィリップ殿下は迷い人である女性を城の離宮に囲い外部との接触を断ち、迷い人を口説いていたらしい。そんな中でその貴族は迷い人である女性に接触できている。この事からフィリップ殿下の側近であった可能性が高いと推測される。


もしそうならローランド殿下の側近?アレックスさん?いやー無い無い!勝手にローランド殿下の嫁扱いするあの人が、私を帰す手助けするなんて考えられない。確か挨拶しかしていないけど、殿下には公務を補佐する男性が3人程居たはずだ。

これは舞踏会で接触しなければ!

その3人の顔と名前を覚える為に貴族名鑑をベッド上で開けて見ていなら、そのまま寝落ちして本を枕にした為朝起きたら顔に線が入り屋敷中の方に心配された。


「後の事は任せた。クロード」

「お任せくださいませ。皆様お気を付けて」


窓から屋敷の皆さんに手を振る。今から町屋敷に移動してそのまま泊まり明日は舞踏会です。実は馬車に乗り込む時に一悶着あり、正直疲れています。何があったのかって?

ズバリ誰が私と一緒に座るかです、初めはミハイルさんが隣に座った。そうしたらレイモンド様が私の手を引いてアビー様との間に座らせた。

この後親子喧嘩が勃発し出発が大幅に遅れました。

事態を治めたのはクロードさんで、休息地で交代する事で落ち着きました。今はレイモンド様とアビー様の間に座っていて、向かうに座るミハイルさんに見つめ続けられ気不味いです。


中間地点で休憩し今度はミハイルの横に座ります。

てっきり未着して来るかと思ったら手を握るだけだった。呆気に取られていたら微笑みを向けられる。

意識しない様に外を見ていたら、やっぱり寝てしまった。


「ハル。着いたよ」

目を開けると町屋敷のエントランスで、目の前にクリスさんがレイモンド様と話している。やはり乗り物に乗ると寝てしまう。


ミハイルさんにお礼を言って下ろしてもらうと、2階からジョシュさんが降りて来た。少し痩せた?

やはりお仕事忙しいのかなぁ…


ジョシュさんは私の前に来てまずミハイルさんに挨拶してから私を見て


「春香ちゃんも疲れただろう⁈夕食まで部屋でゆっくりするといいよ」


「あっ…ありがとうございます」


あれ?ジョシュさんの雰囲気が変わった。前なら直ぐ抱きついて来て口説いて来たのに…彼に何か心境の変化があったのだろうか⁈


「ハル。部屋で休むといい。送ろうか?」

「大丈夫です。お2人共後ほど…」

「「あぁ…」」


2人と別れて別棟の自室に向かいます。

数日振りだけどエリスさんが掃除してくれていた様で綺麗にされていた。半日馬車移動で疲れてソファーに寝転がる。またうつらうつらしていたら、誰が来た!慌てて起きて身なりを整える。返事をするとアビー様が入ってきた。


アビー様は入って来るなり私の手を取り衣装部屋に向かう。アビー様は徐にチェストを開けた。あのいやらしい下着は無くなり、清潔感のあるコットンの下着が並んでいた。びっくりしていたら


「春香ちゃんこっちも!」

「わぁ!」


飾りがなく肌触りいい夜着か並んでいた。


「アビー様!ありがとうございます。嬉しい!」

「よかったわ。急遽揃えたから丈や袖か長いかもしれないけど我慢してね!そうそう…あの殿下趣味の夜着達はあの木箱に入っているわ。ミハイルに見せるならあそこから出してね!」

「なっなに言ってるんでか!あの箱から出す事はありませんから!」


「あはは!ミハイルとの時は2人で買いに行くといいわ!」

「アビー様!」

「ごめんなさい♪そうそう食事に行きましょう」


アビーさんは鼻歌を歌いながら私の手を取り食堂に向かいます。食堂には皆さんお揃いで久しぶりに勢揃いでワクワクします。

楽しく食事を終えて立ち上がると、目の前にジョシュさんが手を差し伸べている。


「ジョシュ!ハルに何のようだ!」

「兄上。春香ちゃんと話をさせて欲しい。俺は自分の気持ちにケリをつけたい。春香ちゃんに不埒な事はしない!神テクルスに誓う。兄上意味は分かりますね」

「くっ!分かった。10時半までにハルを部屋に戻しなさい」

「分かりました。春香ちゃん俺の話を聞いて欲しい。俺の最後のワガママ聞いて」

「はい」


ジョシュさんの真剣な眼差しに断る事が出来なかった。ふと思ったんだけど、また神テクルスが出てきた。凄く嫌な予感がし明日の舞踏会に不安を感じだした。

無事終えて手がかりを得る事ができるだろか…


お読みいただきありがとうございます。

続きが気になりましたら、ブックマーク登録&評価よろしくお願いします。


『女神の箱庭は私が救う』は

佳境入り話を纏めるのに時間がかかり更新が遅れています。もう少しお待ちを!近々アップします!


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