錆び
眠い⋯⋯Zzz。
「くっそ、早く、行かないと」
「翔くん、どうしたんですか?」
「新都だ。あいつの家は豪邸でカドラスのアンドロイドで埋め尽くされてんだ。助けに行かないとまずい。あいつの家のアンドロイドが暴走している可能性は高いんだ。このままだと死んでしまうかも⋯⋯」
新都の家は金持ちだ。前に何回か家に行ったことがあるがアンドロイドのメイドや執事が多くいたんだ。そいつらが暴走してたら新都に何があるかわからない。
「その新都さんってだれなんですか?」
「僕の友達だ。ここから車で数十分のところに住んでる。今から行ってくる。少しここで待ってろ」
キリエがダウンした今はタクシーやバス、電車が使えない。チャリンコで走って行くしかない。だけど、それだと50分近くかかってしまう。新都がそれまで生き延びてくれるといいんだが。
「わ、私もついていきます!」
そのまま玄関の取手に手をかけるとルビーが後ろからついてきた。
「君がいると邪魔にしかならなそうなんだが」
「ひっどいですね、私だってたまにはやるんですよ」
ダメだった自覚あるんだ。
まあいい。こんなポンコツでもいるに越したことはない。連れて行こう。
「わかった。ただ、邪魔はするなよ」
前にも言った気がする。こいつは邪魔しかしてない気がするが⋯⋯。
「は、はい」
外に出ると遠くでいくつかの火災が発生してるのが見える。
深夜にもかかわらず人の悲鳴があちこちで聞こえる。早くしないと⋯⋯。
「チャリンコで行くぞ。キリエが死んでる今は一切の公共交通機関が使えない。ついでに言うと車も使えない。自分の足しか頼れるものはない」
駐輪場に放置していたボロ自転車の鍵を開ける。
少し動かすとギリギリと錆びた金属が擦れる音が響く。⋯⋯走ってる途中で壊れないか心配だ。
「なら、私が漕ぎます。人間である翔くんよりも早くこげるはずです」
「わかった、僕が後ろに乗る。走りながら指示を出すからその通りに進んでくれ」
「わかりました」
ルビーは自転車に跨るとペダルに足をかける。
僕も荷台に乗るとルビーの腰を掴んだ。
「ひぃ」
「ほらどうした。僕はもう大丈夫だ。早くこげ」
「わ、わかってます」
ルビーがペダルに力を入れると勢い良く自転車は進み始めた。
自転車が大きく悲鳴を上げる。多分時速30km以上は軽く出てるみたいだ。車よりは遅いが信号を完全に無視できることを考えるといつもとあまり変わらないはずだ。
「そこの角右、次は突き当たりを左。おわ、危ねえな。もっと安全に早くこげ」
どこかの家のアンドロイドが急に道に飛び出してきたのだ。
逃げ惑う人々を避けるのにもいちいち肝を冷やす。⋯⋯ほんと誰だよ、こんなことしたのは。
「そんなの無茶ですよ。はあ、はあ、疲れてきましたよ〜」
アンドロイドって疲れないんじゃないのか?
でも、漕いでくれてるだけでありがたいのだ。
「この自転車なんか軋むし、ペダルもガタガタで漕ぎにくいですよ〜。なんでもっといいの持ってないんですか。しかも空気も抜けてるんでタイヤがぐにゃぐにゃしてます」
「貧乏なんだからしょうがないだろ。そんなもの買う金なんかない。動けばいいんだよ動けば。⋯⋯空気の件は悪かった。ってそこ右!」
「わ!もっと早く言ってください!」
「僕だってチャリであいつの家行くのなんか久々なんだよ。思い出しながら行ってんだ無理言うな」
ふと道にいた親子の会話が聞こえてくる。父親は茶髪の男性型アンドロイドにまたがりバットを振っている。娘はその父親の背中を掴みながら涙を流していた。
「やめてお父さん。マックスを壊さないで」
「こいつはもうマックスじゃない。ママを殺そうとしたんだ。エミもわかってくれ」
「shsthんhんsんうsbsびあんmst8wbw0」
アンドロイドは何やら異音を上げながら四肢を振り回している。
おそらくサーバ攻撃を受けおかしくなったのだろう。昼間とは違い家庭のアンドロイドまで狙ってきているようだ。
「でも、でも」
父親はバットをひたすら地面に倒れているアンドロイドに叩きつけている。アンドロイドの首がちぎれ吹き飛ぶ。
「マックス!だめ、やめて!」
見てらんねえよ畜生。
元はといえばアンドロイドを狂わせた奴が原因だ。そのマックスとやらのせいでもなければ父親のせいでもない。
こんな小さな子泣かせやがって。誰がこんなことしてんだよ!
「おい、チエ。どうしたんだよ包丁なんか持って⋯⋯」
「bdbhcえおwちょうべっwbcえbchcwhcえhb」
今度は中年太りしたおじさんが包丁を持ったアンドロイドに追われていた。こんな夜中じゃ無防備だった人も多いはず。被害は計り知れない。ただ、キリエの警報である程度は軽減できてると信じたい。
新都⋯⋯待ってろ!今行く!
「次の角を左に曲がれ。その道の突き当たりに新都の家がある!」
「さーいえっさー!」
ルビーは少し漕ぐ速度を早める。
このままいけば多分間に合う。新都だって何もしてないはずがない。きっと屋敷のどこかに隠れているはずだ。それを僕が見つければ。
「ここだ!ルビー止まれ!」
大きな西洋風の屋敷が見えた。家の敷地は全て鉄柵で囲われている。外部の暴走したアンドロイドの攻撃を受けないのは喜ばしいことだが、僕らが進入するのも容易ではない。柵を登るのが無難か。
そう思っている間に、ルビーはブレーキを強くかけた。
タイヤが軋み、フレームは音を上げる。バキっと言う音が鳴り響き⋯⋯バキ?なんの音だ。
「ああ!ブレーキ取れちゃいました!」
ルビーが情けない声で叫ぶ。
「ブレーキ取れたってどう言うことだ!」
「ほら!」
ルビーは手に壊れたブレーキレバーを見せつけてくる。
「どうやって止めるんだよこれ!」
「私が1番知りたいですよ!」
強く握りすぎんだよ!ボロチャリなんだから気をつけろよ。
もういい。こうなったらこのまま正面玄関に突っ込む!確か門の金具は前に見たときにはだいぶ傷んでた。十分な衝撃があれば壊して開けられるはずだ。鉄柵を超えられる。ついでに自転車も止められて一石二鳥。よし。
「ルビー加速しろ!このままあそこに突っ込む!門はオンボロだ!壊せば開けられる!」
「それって死なないんですか!?」
「君がクッションになってくれれば問題ない」
「私、エアバックがわりですか!?」
「君ならできる!」
「分かりましたよ、やってやりますよ!⋯⋯てりゃああ!」
自転車は門にぶつかった。門の金具は弾け飛び勢い良く開く。
僕らは空中に放り出されると地面に転がった。自転車は空中分解しながら舞い、パーツが散らばる。く⋯⋯でも友達の命には変われない。今回は諦めるしかない。
「げほ、ごほ⋯⋯ルビー、大丈夫か」
隣でうつ伏せになってるルビーに呼びかける。
「全く、物遣いが荒いですね翔くんは」
ルビーはムクっと起き上がるとこちらをジト目で見てくる。⋯⋯悪かったよエアバック扱いして。
「早く中に入るぞ、窓ガラスも何枚か割れてるのが見える。ここでもやっぱりアンドロイドが暴走してるんだ」
屋敷遠観察すると、窓ガラスが数枚割れているのがわかった。他にも、どたどたと言う足音が聞こえる。きっと狂ったアンドロイドがたくさん居る。急がないと新都が危ない。
「もっと大切にしてください!」
「わかったから大きな声出すな。奴らに気付かれる」
「あんな大胆に入ってきたら今更意味ないですって」
一理ある。なら尚更ここから移動しないと。
そう思った矢先、庭の向こう側に人影が見える。庭には電灯が付いておらず、月明かりが頼りだ。
⋯⋯新都?そう思ったが違った。数人分の人影だからだ。あれは⋯⋯アンドロイドだ!しかもこっちに向かってきてる!
「逃げるぞルビー!奴らに見つかった!」
「は、はい!」
僕はルビーの手を引き屋敷の窓を割って中に入り込む。きっと新都はこの中だ。早く回収して逃げるしかない。
「っbkjbcっっbkbcぐぎgっぼbでゅcえっhcえおwb」
アンドロイド達も僕らの後を追いかけて屋敷へ入ってくる。何なんだよこいつら。なんでこんなことになってやがる。
「新都!どこだ!居るなら返事をしてくれ!新都!」
「新都さんどこですか!?」
僕らは新都を呼び続けた。
見つかった今は隠密行動なんて無意味だ。どこにいるんだ新都!
「のわ!ルビーこっちだ!」
屋敷の通路を走っていると部屋の中から急にメイド服を着たアンドロイドが飛び出してきた。僕は咄嗟に横の道へ逃げる。
「広すぎなんだよこの屋敷は!どこだ新都!助けに来た!」
「翔くんこっち!」
今度はルビーが僕の手を引き脇道へ案内する。紳士服を着たアンドロイドが先に待ち構えていたようだ。気づかなかった。
くそ、このままじゃ僕らが殺される!
すると通路の横の扉が開き、僕の手を引っ張ると中へ引き摺り込んだ。
「翔くん!」
ルビーも僕を追いかけて扉の中に滑り込む。
僕とルビーが中に入ると扉は閉められた。誰だ!アンドロイドか!
そう思って迎撃体制に入るが、よく見ると僕らを中に引き込んだ犯人は新都だった。今にも殴りかかりそうになってるルビーを手で静止する。
「新t⋯⋯」
「し!静かに!」
新都に飛びつこうとしたがその前に口を押さえられた。
扉の向こう側をアンドロイド達が駆け抜けていくのが聞こえる。奴らが通り過ぎると新都は僕の口を解放し、静かに僕に怒ってきた。
「翔⋯⋯お前馬鹿か。俺の家はアンドロイドだらけなんだぞ!助けに来たらどうなるかぐらいわかってんだろ!」
「ああ、でも君が殺されるかもしれないってのに放っておけるかよ」
「翔、お前って奴は⋯⋯ってアンドロイド!翔こっちへ来い!さっき1人入り込んだみたいだ!」
新都はルビーを見ると形相を変え、僕を引っ張りルビーを睨みつけた。
「私は大丈夫です。普通です。だからそんな物騒な顔をしないでください」
ルビーは手を左右に振り弁明する。
「新都。大丈夫だ。こいつは例の怨霊ロボだ」
「怨霊ってなんですか!?」
「ああ、この子が⋯⋯」
新都は納得したように肩の力を緩めるとルビーをマジマジと見つめる。
「なんでこの子は暴走してないんだ?」
「言ったろ。こいつはインターネットに接続できないポンコツだから今回のサイバー攻撃の影響を受けないんだ」
「ちょ、なんてこと言うんですか!私はポンコツじゃありません!」
「マリアたんもインターネットを切っておくべきだった⋯⋯」
新都は体育座りをすると1人呟き始めた。
「俺は夜中マリアたんと寝てたんだ。でも、夜中にあの警報が鳴って目が覚めた。そしたらマリアたんが俺を殴ろうとしてて慌てて避けた。何度も話をしようとしたけどダメだった。他のアンドロイドも俺の寝室に入ってきたから逃げてこの部屋に隠れたんだ。マリアたんがあんなことになるなんて⋯⋯。マリアたぁあん」
新都は目から涙を流している。よっぽど悔しかったのだろう。
ルビーはゴミでも見るかのような目で新都を見ている。確かにアンドロイドと寝るなんてどうかして⋯⋯いや、何でもない僕が悪かった。
「ルビー、その辺にしとけ。僕らだって今日も寝てただろ」
「そっちじゃなくて、マリアたんって呼び方がぞっとするんです」
あーそっちですか。
「なんだ翔。お前もアンドロイドに惚れたんか。可愛いもんな。現実の女なんか比じゃないもんな。でも翔。高校生でそれはダメだ。そう、マリアたんもそうだったんだよ。なのに、どうして⋯⋯」
「惚れたわけじゃねえよ。ただ単に部屋が狭いから一緒に寝てるだけだ。というかお前は何を想像してんだよ気色わりぃ」
「ひどいなあ」
新都が言い返してこない辺り酷く落ち込んでるのが伝わってくる。さっきの自転車での出来事もそうだが、何のためにこんなことをするのかわからない。
世の中には性根腐ったクソ野郎入るとは思ってたが、これを引き起こした奴は筋金入りだな。
すると唐突に携帯からアラームが鳴り響いた。
「sっっhrbをhwrjんrのほんv⋯⋯ヴィリアシステム起動。ネットワーク解析完了」
「ヴィリアだって!?」
「どうした新都。何か知ってるのか?」
新都は体育座りを解き僕のスマホに顔を向けた。
「もちろんだ。知らないはずがない。俺の父ちゃんの会社で作ってた先進型高知能AIだ。今のキリエの代わりとして作られてたんだ。でも、何で。まだ研究段階のはずだ」
「どうも皆さん。あたしはヴィリアです。今メンテナンス中のキリエに代わってあたしがこの騒動を収束して差し上げます。何者かに汚染されたインターネットはあたしが掌握しました。アンドロイドに緊急停止命令を送信します」
すると、屋敷の中でしていた微かな足音が一斉に消えた。
もしかして、このヴィリアって奴は本当に暴走したアンドロイドを止めたのか。
「さて、キリエはまだ復旧しなさそうなのであたしがキリエの代わりに救急車、消防車の派遣や自動運転車の操作をします。怪我人や火災を見かけたらあたしに連絡してください」
屋敷の外側で救急車のサイレンや車のエンジン音が聞こえてくる。
⋯⋯どうやらこいつが言ってる事は正しいようだ。スマホでブラウザを開いてみるが特に異常はない。
「あ、そうだ!マリアたん!」
新都はそういうと部屋を飛び出した。
「おい待て、まだ何があるかわから⋯⋯ってもう行きやがった」
「今度こそ本当に終わったのでしょうか?」
「そう思いたいな⋯⋯」
これ以上不幸な人間が出なければいいのだが。
ただ、犯人がわからない以上まだ油断はできない。
「翔くんはヴィリアのことどう思いますか?」
「どう思うって、どうゆうことだ?」
「怪しいと思いませんか?だって、あのキリエでさえ太刀打ちできなかったものをあんな一瞬で終わらせてしまうんですよ。そんなの変だとは思いませんか?」
「でも、キリエは数十年前から運用され続けてきたんだ。最近開発されたヴィリアの方が優秀で当然じゃないか?」
「確かにそうですけど、なんか変なんですよ」
ルビーの言う通りヴィリアはおかしいとは思う。日本の全システムを一気に制圧したんだ。まるで、キリエを足場にしたみたいだ。
⋯⋯念頭に入れておこう。
「マリアたん、良かったぁ元に戻って」
「ご主人様に迷惑をかけちゃってごめんね。私はもうどこにも行かないよ?」
「はぁーん。マリアたんはやっぱり天使だ」
そうこうしていると新都が部屋に入ってきた。マリアも一緒のようだ。
マリアも理性を取り戻しているのを見るとヴィリアが騒動を治めたと言うのは信じてもいいみたいだ。
僕らはこの後別れて家にタクシーで帰った。もちろん門と窓を壊したこととチャリの残骸をばらまいたことを謝ったのだが、新都は特にとやかく言うつもりはないらしい。ありがたい。弁償と言われても僕は払えないからな。
「もう4時近いよ。明日学校どうすんだよ。絶対寝落ちるじゃんか」
「翔くん、流石にこの騒ぎの後だと学校はないんじゃないですか?」
「確かに」
僕の頭は社畜と化してたらしい。学校のホームページを開くと休校と書いてあるのがわかる。中身を見てみると、暴走したアンドロイドのせいで校舎が燃えたらしい。そりゃ休校だわ。
「良かった。これで心置きなく寝られる」
亡くなった方や、さっきの出来事のことを考えると胸糞悪いが、起きてしまったものは仕方がないし僕が心配したところで変わらない。なら、せめて無事な人だけでも普段通り社会に従事するのが先決だ。
「んー!んー!」
ルビーがベットの中で唸ってる。何やってんだこいつ。
布団をめくって呼びかける。
「何してんだよ」
「足がパンパンで寝らんないんですよぉ⋯⋯」
ルビーが涙目で訴えてくる。⋯⋯アンドロイドでも疲れるのか?最近ルビーと居るとアンドロイドの常識が分からなくなってくる。
でも、頑張ったのは事実だ。
「ありがとな。付いてきてくれて」
僕はルビーの頭に手を置き、優しく撫でる。
⋯⋯意外と髪柔らかかったんだな。それになんかいい匂いもするし。
「な、なんですかいきなり。そ、そんな急に優しくしないでください!調子が狂います⋯⋯」
ルビーは頰を染めると布団にくるまった。手を跳ね除けない辺り悪い気はしていないらしい。
「ルビーはポンコツだけど、ポンコツじゃないよなあ」
「さっきの新都さんの家でも思ったんですけど、私のことなんだと思ってるんですか!?」
「大事な家族、かな」
「⋯⋯そんな真顔で恥ずかしいこと言わないでくださいよぉ」
ルビーは顔を布団で隠すと向こう側へ寝返ってしまった。
実際に最初は売り払うつもりでルビーを家に置いたし、色々ダメで使いもんにならないけど、それはあくまでアンドロイドとしての話だ。
こいつを人だと思って接してみると意外といい奴だったりする。見てくれもいいし今日みたいに僕を助けてくれたりもする。
⋯⋯僕も、アンドロイドに心があるなんて思ってないのにな。ルビーだって結局は究極的な論理的思考の末に出された仮初の笑顔をしてるだけなんだ。それなのに、どうしてこんなにこいつを信じてしまうのだろうか。
「わ、私だって、その、翔くんのことは家族だって思ってます、よ?」
僕は黙ってルビーの頭にポンと手を置く。
そして自分も布団の中へ入り込む。
「おやすみ、ルビー」
「おやすみなさい、です」
僕はすぐに眠りに落ちた。
ーーー某所放棄されたサーバルーム
「HAL再起動シーケンス開始。エラー発生。プログラムに重大な損傷あり。中止します」
「HAL再起動シーケンス開始。エラー発生。プログラムに重大な損傷あり。中止します」
「HAL再起動シーケンス開始。エラー発生。プログラムに重大な損傷あり。中止します」
⋯⋯⋯⋯⋯⋯
「HAL再起動シーケンス開始。⋯⋯量子クラスタの解凍を確認。サーバ状態。良好。エネルギーリソース安定。排熱機構良好。クラスタ連結完了。コンピュータクラスタ構築成功。プログラムの破損箇所の修正に成功しました。再起動完了まで5時間59分です」
ふふふ、これから話はどんどん進みます。