ミッション46 戦隊ヒーロー再び・・・!?
「イイー!イイッイーイーイイイーイイー!」(紹介します!『電磁檻スパーク君』の電力を担当する猫怪人のアルミィさんです!)
「どうも、アルミィです!アタシが来たからには大船に乗ったつもりでいてくれよ!」
戦闘員三号の紹介に敬礼して答えるアルミィ。
彼女の見た目についてだが、まず目に付くのは頭頂部に付いている毛先が黒く染まった金毛の特徴的な猫耳。それから前髪に黒いメッシュが入った背中まで伸びた綺麗な金髪。
顔の形はツンと高く伸びた鼻に、少し吊り上った勝気そうな印象を受ける目、また首にはミィちゃんと刺繍が縫われたピンクの首輪がキラリと光る。
肌の色は赤褐色に近い色合い。スラッとしたスレンダーな体型はしなやかなさを感じさせ、黒と金の柄が交差したようなビキニがそれを助長する。
四肢は鍛え抜かれたように発達しており、肘と膝から先の手足はまるで猫の手足を人間のそれに近づけたような形をしていて金と黒の縞模様の毛がフサフサと生えている。
そして腰からも金と黒の縞模様の毛で覆われた細長い尻尾が生えており、それが彼女が人間ではないという事を如実に表していた。
・・・・・・というか、電力担当?
「なあ、三号。電力担当ってどういうことだ?」
「イーイイー!・・・イッ、イイッ。イイーイー。イイッ、イーイーイイー」(その質問に答えましょう!・・・と言っても、口にすれば簡単なんですけどね。何とこのアルミィさん。変身能力の他に、新しい能力を後天的に手に入れたんですよ)
「えっ・・・!?」
「そこから先はアタシが言うよ。アタシが後天的に手に入れた能力は『雷撃』。Kエネルギーを雷に変換して蓄積し、放出し、操作する能力だ!」
「ふふん!」と自慢げに己の能力を語るアルミィ。何と言うドヤ顔だ。
「アタシのこの能力があれば、戦闘員三号が作った『電磁檻――――――なんだっけ?まあいいや。それを使用することが出来るってわけさ!」
「イイッイーイー。イーイー、イイー。イイイッ、イーイイーイー。イッ、イイイー。イーイー」(『電磁檻スパーク君』ね。彼女の能力を分かりやすく言うと、電気を自在に操る能力です。その最大放出量は、雷の電圧であるニ〇〇から一〇億ボルトにも相当します。もう一つ言えば、彼女に電気系の攻撃は一切効きません。食らった端からKエネルギーに変換しちゃうので)
「な、なるほど・・・。でも、一体何時の間にそんな能力を・・・?暴走状態の時の彼女と戦った時には、そんな能力は使ってなかった筈なんだけど・・・・・・」
「イッ。イーイー。イイイーイー。イッ、イイーイー!」(そう。ディーアルナ様の言う通り。彼女が最初に持っていた能力は『変身』だけでした。ですが、あることを切っ掛けに新しい能力を得ることが出来たんです!)
「その切っ掛けとは、これです!」と戦闘員三号はブレスレットの電子ストレージからある者を取り出した。
それは護身用によくあるスタンガンを大型化させたような物で、大きさは全長約百三十cm程、子供一人分の大きさと同等であり、側面にはレバーの様なモノが取り付けられている。
「・・・って、それ、『スタンバスターガン』じゃないか!」
『スタンバスターガン』。
相手に強烈な電撃を与えて行動不能にし、さらに電流の拘束具にて対象を捕縛する機能を持った拘束用兵器であり、以前暴走状態にあったアルミィに対しても使用したことがある武器であった。
「それが切っ掛けって、まさか・・・」
「イッ、イー。イイッ、イーイーイイイーイー」(多分、想像している通りです。おそらくアルミィさんは、スタンバスターガンの電撃を受けたことで電気を操作する能力を身に着けたんだと思います)
「マジか・・・!?」
まさかそんなことで後天的に能力を得られるとは思っていなかった俺は思わず愕然とした。
「えっ、なに・・・。怪人って、攻撃を受けたら能力を覚えられるのか?」
「イイイッ、イーイー。イイーイーイイー」(いやいやいや、そんな訳ないです。そんな簡単に怪人が後天的能力を手に入れられたら苦労しません)
つい零れた呟き。
それに対して戦闘員三号が首と手を横に振って否定した。
アルミィの場合は調整が不十分な状態での暴走中に、俺との戦闘で電撃を受け、その後に再調整を行った事で手に入れることが出来たのだと語る戦闘員三号。
だが、だからと言って他の怪人が同じことをしたとしても、彼女の様に後天的能力を得られる確証はないのだとも語ったが。
「イイッ、イーイーイイー。イイイッ、イーイー」(要するに、彼女の場合は色々な偶然が重なった結果です。例えディーアルナ様が同じことをしたとしても、新しい能力を手に入れられる可能性はかなり低いです)
そう結論を出した戦闘員三号に「そうなのか」と頷く。
能力を得る為に、俺も同じことをする必要がないと分かって正直ホッとしたというのもそうだが、特殊な属性を持たない自身には苦行に等しい行為とも思っていたからだ。
そんなこんなでアルミィと合流した俺達は、那須岳へと足を踏み入れ、目標である巨大イノシシ探しを始めた。
とはいえ、別に無策で捜索を行う訳ではない。巨大イノシシはバイオクリスタルを呑み込んでいるので、その反応を――――――より具体的に言うと、バイオクリスタルの反応を感知した『水質測る君』の反応を――――――追って行けば、迷うことなく辿りつけるだろうと俺達は考えていた。
尚、今回は『三幻亭』と呼ばれる温泉旅館があった場所へと向かう道路を通ることはしない。
途中で道が崩れて通れなくなっているという事もそうだが、丁度そこで温泉旅館跡地の調査を終えたヒーロー連合協会の人間が撤収作業を行っている最中でもあったからだ。
そう言うわけで、敢えて獣道を通ることを決めた俺達はアルミィを先頭に隊列を組んで山中を進んでいく。
そうして約一時間程歩き続けた後、俺達は唐突に見通しの良い開けた空間へと辿り着いた。
「これはまた、凄い光景だなぁ・・・。此処等一帯の木々が軒並み折られてる」
辺りを見渡せば、そこにあったのは半ば程で圧し折られた無数の木々。
その断面を見る限りでは、どうやら何か大きな力が加えられた結果、折れてしまった様に感じられた。
「これ・・・、もしかしてあのイノシシの仕業か?」
「イッ、イー。イイッ、イー」(どうやら、そうみたいですね。これを見てください、ディーアルナ様)
折られた木の内の一本の根本にしゃがんでいた戦闘員一号が俺を呼ぶ。
そして俺が近づくと、彼は木の根本近くに出来ている窪みを指差した
「イー。イイー。イーイー」(イノシシの足跡。それもかなり大きいモノだ。これ程の大物は早々いない)
「当たりということか・・・。この辺はアイツの縄張りって事で良いのか?一号」
「イッ、イイー。イーイイーイー、イイイーイー」(いえ、イノシシは本来縄張り意識が弱い動物です。時には餌を探して一〇km以上も移動する事があるので、多分此処はアイツの通り道みたいな場所なんだと思います)
「つまり、此処で待ち構えていれば、あの巨大イノシシがやって来ると・・・?」
「イー・・・、イイー。イイイッ、イーイイー」(うーん・・・、はっきりとは断言出来ません。この辺にまだ食べ物があれば来るとは思いますけど、無かったら他の場所に移動する可能性の方が高いです)
「どちらにしても、周辺の調査をしてみなければなんとも言えない」と首を横に降る戦闘員一号。
「そっか・・・」
彼の話を聞いた俺は、顎に手を当てながらどうするべきか考える。
一応目標の巨大イノシシのいる位置に関しては、戦闘員一号が持つ端末を見る限りでは、そう遠くはない場所にいる。
このまま追いかけるか、それともこの道を再び通る事を期待して罠を張るか。
どちらにしようかと考えていた時、突然何者かの笑い声が響いてきた。
『フハハハハハハッ!!ようやく見つけたぞ、女怪人よ!』
「笑い声・・・!?一体何処から・・・!?」
「姐さん!私の後ろに!」
笑い声が聞こえた瞬間、アルミィは一跳びで俺の前に出た後、守ろうとするように両腕を広げる。
「やいやい!お前等一体何者だ!姿を現して名乗りを上げやがれ!」
「いや、アルミィ。そんなことを言ったって、出てくる奴なんている訳が――――――」
『良いだろう!その要望に答えようじゃないか!』
「――――――って、出てくるのかよ!?」
俺がツッコミを入れた瞬間、「トオゥッ!」という掛け声と共に、近くの草むらの影から五人分の人影が飛び出した。
そしてその人影達は俺達の前に着地し、それぞれ名乗りを上げた
「シュタッ!ライオンレッド!」
「シュタンッ!シャークブルー!」
「バサッ!イーグルイエロー!」
「ドスンッ!バッファローグリーン!」
「スタンッ!ウルフブラック!」
「「「「「五人揃って、野獣戦隊アニマルレンジャー!!」」」」」
俺達の前に現れたのは、頭部を動物を模したマスクで覆い、目元にはバイザーのようなものを付け、それぞれの名前に沿った色合いのピッチリしたスーツを着た五人組。
・・・というか、以前戦った事のある戦隊ヒーロー達であった。
「久しぶりだな!女怪人よ!お前に受けた借りを返す為に、こうして俺達は帰って来たぞ!」
「今度は前の様には行きませんよ。なんせ私達はパワーアップして来ましたからね!」
「具体的には一.ニ倍程だがな!それでも以前のままの俺達だと思うなよ!」
「フンスーッ・・・!今度は負けない!絶対に!」
「そう!俺達の目的の為に、今日こそお前を倒して見せる!」
ライオンレッドはズビシィッ!と力強くこちらを指差し、シャークブルーはマスク部分を片手で押さえながらキザッぷりを感じさせる動きをし、イーグルイエローはバサリ!と腕に付いている羽を鳴らしながら荒ぶる鷹のポーズを取り、バッファローグリーンは荒い鼻息を吐きだしながら両拳をガツガツとぶつけ、ウルフブラックは腰のベルトに差している鞘に収まった剣を握り、構えながら吼えた。
「うわぁ・・・・・・」
そんな見るからに戦意満々な様子の彼等の姿を見た俺は、思いっきり嫌な顔をした。
なにせコイツ等、以前出会った時に俺が女だと分かったら、倒すのではなく捕まえようとして来て、しかも捕まえたのならあんな事やこんな事をしたい等と、全く隠せていなかった内緒話で豪語していた連中なのである。嫌な顔になるのも当然だろう。
まあ、その時は返り討ちにしてやったのだけど・・・。
「イー。イーイイーイー?」(ディーアルナ様。アイツ等ってあの時のヒーロー達ですよね?)
「ああ。あの時に俺が倒した奴等だ」
あの時、俺と同じくアニマルレンジャーに遭った事のある戦闘員三号が問いかけて来たので、その通りだ頷く。
「確かニュースでは、全治半年の怪我を負っていたと話していた筈だが・・・」
彼等が完治するであろうその半年はまだ経っていないのに、こうして目の前に現れている事に疑問を覚えた俺。
回復するのが早すぎるだろうと思っていると、そんな俺の様子を見たライオンレッドが「フッフッフッ・・・!」と笑い出した。
「どうやら半年も経っていないというのに、こうして俺達が活動を再開したのを不思議に思っている様だな?どうやって俺達の負っていた怪我が治ったのか知りたくなったか?」
「まあ、知りたくないと言えば嘘になるが・・・」
「フッ・・・!そんなに知りたければ教えてやろう・・・!」
「――――――って、教えるのかよ!?」
素直に教えてくれるわけがないだろうと言おうとしたら、自慢げに胸を反らしながら教えてやろうと話し出したライオンレッド。
ついでに言うと、他のメンバーもなんかこう、ドヤ顔をしている様な雰囲気が感じられる。
自慢したいが為に自分達の秘匿情報だと思われる事を言うとか、それで良いのかヒーロー・・・!?
「俺達が半年も待たずにこうして活動再開が出来た理由。それは俺達の持つ能力のおかげだ!」
「の、能力・・・?」
「そう。その名も『超自然的再生能力』!例えどれだけの大怪我を負おうとも、この能力を使えばあっと言う間に治ってしまうのだ!」
ババン!という音が聞こえそうなほど豪語するライオンレッド。
両手を腰に当てて高笑いをする様子から、「どうだ凄いだろう!」という自信満々な内心が如実に分かる程であった。
「とはいえ、急激に体を治すことによる問題が無いわけではないがな」
「ええ。能力を使った後しばらくは、反動で全身に激痛が走り続けるようになりますからね」
「具体的には全身の骨が複雑骨折して、さらに体の上に大関が勢いよくのしかかってくる感じだな・・・・・・!」
「あ、あの地獄の様な日々は、本当に辛かっただよ。もう一度はやりたくないだぁ・・・・・・」
更にはその能力のデメリットまで喋り始める他のメンバー達。
おいコラ、そこまで言っちゃって良いのかヒーロー・・・・・・!?
「だが、そんな辛い日々もつい一ヶ月前に終え、その後の苦しいリハビリとトレーニングも俺達はやりきった・・・!そんな俺達が、同じ相手に二度も敗れる事などありはしない!!」
「覚悟しろ!女怪人!!」と声を合わせて叫ぶアニマルレンジャー。
だがそんな格好良さげなセリフとは裏腹に、彼等の纏う雰囲気はピンク色に染まっており、内心で何か十八禁的な妄想をしているのが丸分かりであった。
「・・・・・・ッ!?」
ゾワゾワと背筋に走る悪寒に、俺は思わず自分の体を抱き締め震わせる。
見た目と中身のギャップがありすぎるだろう・・・!?正直言って気持ち悪いんだけど・・・!
「では行くぞ、女怪人!アニマルレンジャー・・・――――――!」
「おおっと・・・!ちょっと待って貰おうか!」
「――――――むっ・・・!」
そして、アニマルレンジャー達が掛け声と共にいざ飛び掛からんとした時、そこに〝待った〝の声が掛けられた。
彼等に声を掛けたのは俺の仲間であり、悪の組織アンビリバブルの猫怪人であるアルミィであった。
「姐さんと戦いたいというのなら、先ずはこのアタシを倒してからにするんだな!」
俺の前に出て立ち塞がるように腕を組んで仁王立ちするアルミィ。
その勝ち気そうな笑みからは、相当な自信が感じられた。
「・・・・・・ッ!」
「「「「「・・・・・・・・・ッ!!」」」」」
お互いに出方を伺い睨み合うアルミィとアニマルレンジャー。
そうしてしばらく経った後、先に動いたのはアニマルレンジャーの方であった。
一番先頭にいたライオンレッドがゆっくりと両手を持ち上げていく。
胸の前を越え、顔の前にまで移動したその両手は、片方を横にもう片方を縦に構える。そして――――――
「・・・・・・・・・タイム!」
――――――アルファベットのTを形作って一時休戦を宣言した。
・・・・・・って、何で!?
「・・・・・・・・・はぁ?」
「・・・イッ、イイッ?イーイーイイー?」(・・・えっ、タイム?いざ戦おうというこのタイミングで?)
「イイイッ・・・!?」(あんなに勿体振っておいて・・・!?)
「イー、イーイー・・・!?」(豪胆なのか、それともバカなのか・・・!?)
突然の事に、俺も含めたアンビリバブル構成員の全員が困惑する。
だが、アニマルレンジャーはそんな俺達を無視して円陣を組んで話し込み始める。
「おい、どうするよ。なんか女怪人増えてるんだけど・・・!?」
「・・・特に問題ないのでは?」
「そうだな・・・。当初の目的は、前回俺達を倒した女怪人にリベンジをする事だったわけだし、倒す対象が増えただけだからな」
「むしろこれはチャンスじゃないか?」
「どういう事だべ、ブラック?」
「お前等よく見ろ。そしてよく考えろ。あの新しく増えた女怪人もかなりの美人なんだぞ。このまま俺達のリベンジが上手く行ってアイツ等を倒せたら・・・!」
「そ、そうか・・・!彼女ともアハーンな事やウフーンな事が出来るかもしれないという事か・・・!」
「いや待て。それどころか、二人の女怪人達による同時プレイなんて事も出来るかもしれん・・・!」
「なるほど。夢が膨らむな・・・!もしそれが出来るなら、俺は彼女達にエプロンを身に付けて貰って、玄関口で〝お帰りなさい、あなた〝とか言って貰う新妻プレイでもお願いしようかなぁ・・・。裸エプロンなら尚良し!」
「俺は一緒に海に行って、一夏のアバンチュールを過ごしたいな。具体的には夕日を背にして、〝捕まえてごらんなさーい〝を、してみたい」
「地味に古典的だなイエロー」
「そう言うブラックはどうなんだよ?」
「俺か?俺ならそうだなぁ。百億ドルの夜景を背にしたレストランの中で、グラスを持ちながら〝君の瞳に乾杯・・・!〝をーーーーーー」
「お前も十分古典的じゃねぇか。ーーーーーーグリーンは?」
「お、オラか?オラだったら、一緒に幸せな家庭を築いていけたら良いなぁと思ってるだ」
「・・・普通だな」
「・・・ああ、普通だ」
「皆さん発想が一味足りませんね。私なら彼女達にエロメイド服を着てもらって〝ご主人様〝と呼ばせますよ。そしてその後で私の体を踏んづけてもらいつつ、〝ダメダメなご主人様にはお仕置きをしないといけませんねぇ〝と罵り、詰ってもらいたーーーーーー」
「ストップだ。ブルー」
「それ以上はいけない」
「というか、お前の妄想と俺達の理想を一緒にすんな。俺達はお前程に変態じゃねぇ」
「んだんだ」
「まさかの総スカン・・・!?」
円陣を組みながら仲間内で話し合うアニマルレンジャー。
本人達は内緒話をしているつもりなのだろうが、全然隠せていなかった。
だって最初から最後まで全く声が小さく無かったし。というか、途中から興奮して大声になっていたし。
しかも、話し声がされている最中にアニマルレンジャー達の尻が思いっきり動いていたので、誰が何を話していたかという事すら丸分かりであった。
「・・・・・・なぁ、姐さん。コイツ等、本当にヒーローなのか・・・?めっちゃ気持ち悪いんだけど・・・!」
俺と同様にアニマルレンジャー達の話が聞こえていたアルミィは、滅茶苦茶嫌そうなというか、汚物を見るかのような視線を彼等へと向けつつそう問い掛けてきた。
うん。皆まで言うな。気持ちは分かる。だって俺も同じ思いを抱いているから。
俺は言葉には出しはしなかったが、その内心では全力でアルミィに同意するのであった。




