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ヒカリモノ  作者: あいし
無意味な日々
8/27

視点A 5月31日

「昨日は楽しかったな、また行こうな」

「おう、そうだな」

放課後、帰宅途中三羽人とこの間カラオケに行った話をしていた。

「そういやさ、お前最近明るくなったな。――好きな人でもできた?」

からかうような口調で言った。僕はうなずいた。三羽人も最近明るくなった。

「誰?」

「いや、え。あ、僕こっちだから!」

僕は走る。

「教えてくれたっていいじゃんかよー」

「あ、え。まぁ、知らないと思うからいうけど。平野ユヒトって人」

どうして、僕はこんなこと言ったんだろ。この学校じゃないって言えばよかったのに……しかし、全てはもう遅かった。

「平野……、ユヒト……?」

「うん、じゃあなっ」

僕ははずかしくて走った。

「嘘だ、嘘だ……アイツが平野ユヒトの知り合いなんて知り合いなんて……」

その声は、僕には届かなかった。

「きいてみないとな」

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