表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒカリモノ  作者: あいし
無意味な日々
5/27

私の意見 6月3日

私さ、思うけど。女同士の友情も男同士の友情の違いってほとんどないと思うんだ。

え?どうして?って

それは実際見てごらんよ?あそこの二人とか

ほら、私のせいで争ってる(笑)

止めなくてもいいけど、今回は止めないと不味いから止めに行く。


「はいはーい、こんにちは」

ファミレスで二人で話しているところ失礼しまーす

このままだと殺し合いしそうだし

「平野……」

「平野ォ」

二人は違う口調でこっちに向かって言う。

「あ、この苺クリームパフェお願いします」

「かしこまりました」

苺クリームパフェを注文する。

今までの会話は全てファミレスでやってたんだよね。

よくまぁ、周りの目が気にならなかったねぇ。

「とりあえず、来てみた。どこから入ったとかそんなことは気にすんな。平野さんはこのくらい許されるのです」

「てめ、よくノコノコと」

三羽人はにらみつける

「どうした?」

ニッコリと微笑んだらもっとにらみつけられた。

「平野、ききたいことがある」

「俺もだ。平野」

なんだい?二人ともどちらからでもどうぞ

「……僕から。僕は、君に助けられた。どうして僕を助けた?」

「気分」

私はそう言った。モゴモゴと何か言いたそうにしてるが、私は黙ってる。

「では、俺も。俺の両親を殺したのは確かにお前だな?」

「そうだよ」

私は真顔で言う。

「ではどうして?」

「気分」

三羽人とは私に殺気をはなつが、笑顔で返す。

「苺クリームパフェご注文のお客様」

「私です」

目の前に苺クリームパフェが置かれる。苺をどかした

私はそれを食べながら、彼らを見る。三羽人は私をにらむ。

そして、彼は

「平野……、君は気分で人を殺すのかい?」

冷静にきく。

「んー、ちょっと誤解があるかな?殺人犯の知り合いがいないからなんとも言えないけど。殺人の理由なんてさ、コイツ邪魔だから殺すってところじゃないの?まぁ、何となくとかもあるけど。私は前者」

「……」

二人とも黙り混む。

「「どうして殺した?」」

同時に二人は言う。

「彼らにとって私が邪魔だったように私もこのまちのヒーローが邪魔だった。それだけ」

「……」

二人とも絶句する。やがて、三羽人が口を開く

「……たった。たった、そんだけで殺人が許されると思ってるのか?」

どこまでも冷静な声だった。

「いや、思ってないね。許されるわけがない。でも、私は殺したさ。邪魔だもの」

「……っ」

私は最後までとっておいた苺を食べる。

「ごちそうさま。うん、だから気にすんな――気にせず、殺しにこい。返り討ちにする」

「ぁあ、そうかよ?てめ。絶対に殺すからな」

「さてさて、これ以上は無駄だろ?話すことは。私はこれからいなくなるがいつでも来い。会いたいときに私の名前を言え」

私は野口を三枚ほどおいて消える。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ