私の意見 6月3日
私さ、思うけど。女同士の友情も男同士の友情の違いってほとんどないと思うんだ。
え?どうして?って
それは実際見てごらんよ?あそこの二人とか
ほら、私のせいで争ってる(笑)
止めなくてもいいけど、今回は止めないと不味いから止めに行く。
「はいはーい、こんにちは」
ファミレスで二人で話しているところ失礼しまーす
このままだと殺し合いしそうだし
「平野……」
「平野ォ」
二人は違う口調でこっちに向かって言う。
「あ、この苺クリームパフェお願いします」
「かしこまりました」
苺クリームパフェを注文する。
今までの会話は全てファミレスでやってたんだよね。
よくまぁ、周りの目が気にならなかったねぇ。
「とりあえず、来てみた。どこから入ったとかそんなことは気にすんな。平野さんはこのくらい許されるのです」
「てめ、よくノコノコと」
三羽人はにらみつける
「どうした?」
ニッコリと微笑んだらもっとにらみつけられた。
「平野、ききたいことがある」
「俺もだ。平野」
なんだい?二人ともどちらからでもどうぞ
「……僕から。僕は、君に助けられた。どうして僕を助けた?」
「気分」
私はそう言った。モゴモゴと何か言いたそうにしてるが、私は黙ってる。
「では、俺も。俺の両親を殺したのは確かにお前だな?」
「そうだよ」
私は真顔で言う。
「ではどうして?」
「気分」
三羽人とは私に殺気をはなつが、笑顔で返す。
「苺クリームパフェご注文のお客様」
「私です」
目の前に苺クリームパフェが置かれる。苺をどかした
私はそれを食べながら、彼らを見る。三羽人は私をにらむ。
そして、彼は
「平野……、君は気分で人を殺すのかい?」
冷静にきく。
「んー、ちょっと誤解があるかな?殺人犯の知り合いがいないからなんとも言えないけど。殺人の理由なんてさ、コイツ邪魔だから殺すってところじゃないの?まぁ、何となくとかもあるけど。私は前者」
「……」
二人とも黙り混む。
「「どうして殺した?」」
同時に二人は言う。
「彼らにとって私が邪魔だったように私もこのまちのヒーローが邪魔だった。それだけ」
「……」
二人とも絶句する。やがて、三羽人が口を開く
「……たった。たった、そんだけで殺人が許されると思ってるのか?」
どこまでも冷静な声だった。
「いや、思ってないね。許されるわけがない。でも、私は殺したさ。邪魔だもの」
「……っ」
私は最後までとっておいた苺を食べる。
「ごちそうさま。うん、だから気にすんな――気にせず、殺しにこい。返り討ちにする」
「ぁあ、そうかよ?てめ。絶対に殺すからな」
「さてさて、これ以上は無駄だろ?話すことは。私はこれからいなくなるがいつでも来い。会いたいときに私の名前を言え」
私は野口を三枚ほどおいて消える。