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ハンター、壊れる日 6月10日
「じゃあな、平野ユヒト」
この高さから落ち、しかも奈汰の毒を食らっているなら助かりようがない。
平野ユヒトはもう、いなくなったのだ。
「……ふぅ、終わったな」
長いようで短い話だった。もはや、平野ユヒトが何者かなどどうでもいい……
そこに1台の車が通った、奈汰の車だ。平野ユヒトの死を確認しにきたようだ。そして、誰かが降りてきた
「え」
それは……奈汰ではなかった。庭坂愛結だった。愛結は平野ユヒトにかけよると、平野ユヒトを起こして、担いで走りはじめた。
平野ユヒトは弱っているものの、何となく動いてる。
つまり、
「生きてる?!」
あ、コイツもう。化け物確定だ。人外だ。
化け物なら見逃せない。私は弓を構え、平野ユヒトに狙いを定める。
そして、弓をひこうとしたとき。
シュパッ
「痛っ」
ナイフが私の手に刺さった。毒は塗られてない、奈汰のナイフだ。
「……おいおい」
裏切ったのかアイツ?それなら、こちらにも考えがある。
「全員につぐ、奈汰が平野ユヒトを連れて逃走中」
各グループの代表格のみ電話で、のこりはメールで伝えた。
「奈汰……言い訳の準備は出来てるんだろうなぁ?」私は奈汰に電話をかけた。




