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友情 6月6日
三羽人と最近口を聞かない、一緒に帰らない。
嘘みたいだ。
三羽人とは本当に友人だと思ってた。今でもそう思ってる、でも。
平野ユヒトのことが好きであるかぎり、多分この友情は存在しないも等しい。
逆に平野ユヒトとは早朝によくあっていた。
「あのさ、いいのかお前は」
「え?何が?」
ある日の川辺、いつも通り話していた。
「私と一緒にいてもしょうがないだろ?私が三羽人の両親を殺したのは事実だ。三羽人の友人じゃないのか?」
「……僕は、僕は確かに三羽人の友人だよ。でも、でも……今は平野ユヒトのほうが大事だ。確かに君は三羽人の両親を殺した。それは責められてもしかたないと思うんだ。でも、君は僕のことを守ってくれた。それなら一緒に責められようと思う」
「……お前」
平野は僕のことを抱き締めた。僕はドキッとした。
「ありがとう、でもね。もう少しで全部終わるから、そしたら……罪を償うよ。本当は全部終わったら逃げるつもりだった。でも、考え変わったよ」
もう少しで、本当にもう少しで終わるからね。
そう言って平野は笑った。
「うん、それまでは一緒にいよう」
平野ユヒトは何か隠してる、ファミレスの話のこともきっと嘘だ。平野ユヒトは、理由があったんだ。どうしても殺さないといけない理由が。
僕はそれを信じることにした。




