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数学者の幻想入り
「・・・・・・」
彼は熱心にある問題を解いていた。
「・・・・・・・・・」
彼の頭脳では、目まぐるしい勢いで立式がなされていた。
「・・・・・・・・・・・・」
答が出るのは時間の問題…のはずだった。
「・・・・・・!!」
突然、彼の左胸が異常なほどの熱を持った。
「・・・ゲホッ」
彼は気づく。心臓が貫かれていることに。
そして、犯人はすでにいないことに。
「・・・アルキメデスよりも理不尽だな・・・」
それを最期に、彼はその短すぎる生涯を閉じた。