魔法発動
「そろそろ出るか。」
ジョージはそう言って、鎖を魔法で切った。
「やれやれ。何かに魔力を吸い取られたか。」
ジョージは魔力の回復を待っていただけだったようだ。今度は、転移した。
数十分後、
「おい。誰もいないぞ!」
「何？誰かタカミネを呼んでこい。」
「わかった！」
ジョージは脱走した。
「やはりか。まあ魔力を取り戻すとそうなるとは思っていた。」
「追いますか？」
「いやいい。やつには監視者をつけている。其奴に任せよう。」
「わかりました。」
そこに
「あら。あなたどうしたの？」
「うん？リンネか。大丈夫だよ。気にしなくて。」
「そうなの。あなたが言うなら。」
モブ二人
「爆発すればいいのになあ。」
「おい。嫉妬してんじゃねえよ。」
「いやだってうざいじゃんあんな人前で。」
「たしかにな。」
「おい。そこの陰キャ二人大人しくしろ。」
「「うるせーよ。」」
「仲いいね！」
「タカミネにはかなわん。」
「そうだな。」
「じゃあこの魔法を説明するね。」
「おねがいします。」
「この魔法は、簡単に言うと神を殺すそう言う魔法だ。」
「え？」
「ほんとかタカミネ？」
「ああ。やっとやっと開発に成功した。」
「やったな。」
「これでこの状況をやっと」
一生懸命に熱弁するのを誰かが見ていた。
どこかの草原で不思議な現象がおきた。空間が壊れていくのだ。それを見たものは地上にはいなかった。
「ああー。なんとか抜け出たかなぁ。ううーん。」
脱獄犯だった。
神の魔力の影響で、この世界は汚染をされていた。そんな環境の中で、普通にジョージは移動する。
「なんか変わったなー。」
そんな厳しい環境にほとんどの生物は適応できずに滅んでいった。
「なんかいるな？」
どこだ？土の中か?来るな。
出てきたのは、大きなワームだった。
ジョージに向かって、牙を向けてきた。
「こんな魔物すぐに。」
「障壁」
ワームの牙が障壁に当たって、
「グハ!」
何が起きた！これは血が出たのか？
シャーッ！
「ハハ。こんなに環境が変化しているのか。」
どうしよう？こんなあった魔物にさえこんな感じならこの状況で生き残れるのか？
「どうじゃ？」
誰かが声をかけてきた。黒い黒いしかし漆黒の闇ではない。そんな人間がそばに立っていた。
「誰かと思えばババアじゃねえか。」
「うるさいわ。」
「お前も人間側か？」
「そうじゃ。」
「ハッキリと言いやがる。」
「しばし休め。」
そう女が言うとジョージは眠りについた。
