開戦
転生3回のクズ、新たな戦いへ
神殺しをジョージが果たしてから6年が過ぎた。魔力を行使したことによる反動から復活したジョージが再び舞い降りた。
「ふう。やっとか。」
「ジョージ、降りてきたところすまないがお前には眠ってもらうぜ。永遠に。」
本能のままにジョージは、魔法を展開しジョージの周りを障壁が包む。
次の瞬間、様々な魔法が叩きつけられてきた。ジョージは、魔法を展開しながら静かにため息をついた。
「こうなったか。今までの展開にはなかったな。だれがいるのか
「がは。なにが?」
その姿を、ジョージは見たことがなかった。
「だれだ?」
「ふう。さすがこんな魔法は、見たことがないわい。切りやすいところを探すのに苦労した。」
「おおお。さすがだ。ジョージと同等の力といわれるだけはあるな。」
「ほんとだな。」
「おまえはだれだ?」
「しらぬのも無理なかろうのう。」
剣を構えるその姿を、ジョージは、見たことがなかった。
そう思いながらも、負けるとは思わなかった。自分の魔法が負けるとは思っていなかった。だからそう思ったその瞬間に、ジョージは加速して剣を持つ相手に向かっていった。
「これはこれは、なかなかじゃのう。しかしながら、それだけじゃのう。」
ジョージは、まさかと思ったが、思い違いだと自分を諭し背後からの一撃必殺で勝負を終わらせようとキックを仕掛けた。そして、
ガキン!
蹴ったのは、やつの剣の腹だった。
「はあ。なかなか早いがお主正直すぎるな。」
ジョージは真っ赤な顔になりながら殺す気持ちでそいつの顔面を。
「ふう。なかなか骨が折れたわい。」
そこには気絶したジョージだけがいた。
「いいぞ。みなのもの。」
「ふう。さすがの技ですね。」
そこにいたのは、リンドバーグだった。
「成長した今となってやっと同じステージだな。やっとあいつの動きが追えるな。」
「だなー。あいつはずっとあのレベルでの戦闘を続けていたんだ。すごいよな。」
「俺たちもこの戦乱の。」
今世界は人間と神々、そして第3勢力との争いは続いていた。