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嘘が嘘じゃなくなる日  作者: ウッチー
3/3

女神

その(ひと)とは、俺が再就職を目指す、職業訓練センターで出会った。


とても美しく、今まで見たどの女性よりも華がある上に、美形だった。


その女性が、俺に教えてくれたこと。それは、


「あなた、子供の頃、皆が悪いことをする中、一人踏みとどまって、良いことしたわね。」


その女性はある種、霊感に近いインスピレーションを持っており、その大きな瞳に見つめられると、文字通り、心の奥まで見透かされる気持ちになったし、実際見抜かれた。


「君、すごいね」


そして、すっかり自信を無くしていた俺に、


「あなたはとてもできた人。恋愛対象として見てもいいかな?」


え?


俺は心の中で驚きを隠せなかった。


今まで自分を不細工だとしか思っておらず、恋愛など俺には関係ない、と思っていた俺に、彼女ほど超美人な女性が…。


俺は何も答えられなかった。


「兎に角、あなたは過去にほかの友達に流されず、善行をしたことで、神様がある一定期間、それこそ、ローマ法王が交代するまでの間、あなたに神のチカラを与えたのよ」


そして俺はその後も様々な女性と付き合ったが、彼女を超える美女には一度たりとも会ったことが無い。


さよなら、愛をくれたあの人は、遠い空に恋焦がれて、この瞳に揺らめいていた。


そして、今に至る。


――了――

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