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嘘が嘘じゃなくなる日  作者: ウッチー
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思い上がり

仕事が何もかもうまくいかなかった俺。


そんな時、俺は天使をみた。


本当だ。(脳科学的に言えば脳内の電気信号の誤作動とかで片付けられそうだが)


それから、〝すべての事に意味がある〟、というシンプルで、一見当たり前、と言えば当たり前の真理を天使に教えてもらった。


そしてこの世の中には〝時流〟というものが存在することも体感した。


そして世界の中心は、自分である、と確信した。(この時はそう思っていた。そんなハズはないのだが…)


そして俺は圧倒的自信を身につけた。


「俺は無敵だ。どこにだって行けるし、何にだってなれるっっ」(当時は根拠のある自信だったが、今にして思えば若かった)


そうして俺はハローワークに行って、新しい仕事をすることとなった。


そこでは〝この世の全ては俺のモノ〟感を体中から横溢していたので、職場の上司は眉をひそめていた。


それも気にせず、自分はやりたい放題やっていた。―しかし


社会は甘くなかった。


確かにこの世の〝真理?〟を少しは垣間見たかもしれない。しかし、俺はこの世界のごくわずか一部しか見えていなかったのだ。簡単に言えば、思いあがっていた。


横柄な態度をとり続けたため、職場のひとたちに総スカンを食らったのだ。


精神的ダメージはデカかった。大の大人が、小生意気とはいえ、まだ二十歳そこそこの青年をいじめるわけだから。


そうして、俺は会社を辞めた。


そして、自分は決して〝万能〟では無い、とまざまざと見せつけられた。


そして―


あの(ひと)に出会った。

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