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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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天国

倉下

「ここが死後の世界か……」

釈迦如来

「倉下さんですね」

倉下

「あなたは?」

釈迦如来

「人事部の釈迦如来です。あなたを振り分けを伝えに参りました」

倉下

「如来? 振り分け?」

釈迦如来

「生前の行いを鑑みて、あなたは見事天国支社に採用となりました。明日から、下界の人たちの心の救済を主に行ってもらいますが、救済法は部署で異なります。本日はその部署の拝命伝達になります」

倉下

「はぁ……」

釈迦如来

「おい、帝釈天。倉下を案内しろ」

帝釈天

「はいっ、わかりました。では、倉下さんこちらに来てください。部署の方、案内します」

釈迦如来

「倉下さんは今日はお客様なんで神様扱いですが、明日から粉骨砕身、身を削る努力期待してます」

倉下

「は、はぁ……」



帝釈天

「こちらが倉下さんの部署になります」

倉下

「あのう、帝釈天さん? さっきの釈迦如来さん? 結構厳しそうですね」

帝釈天

「そうですか? かなりお優しいと思いますがね。あ、言い忘れてましたが本社は完全な縦社会なので言葉遣いや立ち振舞等、充分気をつけてください。あなたはまだ天部以下なんですから、如来様・菩薩様・明王さん、天部の机磨きやお茶汲みはもちろんのこと、その他雑多雑務、徹底的にお願いします。では、明日からな、倉下」




倉下

「地獄な天国だ」

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