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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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願いだよ

幼稚園にて


小林先生

「イガネちゃんは将来は何になりたいのかな」

与田イガネ

「パパみたいになりたい」

小林先生

「そうなの。たしかイガネちゃんのパパは整体師だったよね」

与田イガネ

「うん。お客さん、痛い痛い言ってて面白そう」

小林先生

「でも、力いるわよ。出来るかしら」

与田イガネ

「出来るもん」

小林先生

「そう、頑張ってね。なったら、先生もお願いね」

与田イガネ

「うん、もちろん。イガネがたとえ死んでも、骨になっても先生を痛い痛い言わせたい。そういうセイタイシでいたいっ」




小林先生

「遺体で痛い整体でいたい、ね」

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