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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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旅先

課長

「お疲れ〜、お前ら夏の旅先は決まったか」

坂東次郎

「えぇ、岐阜です」

課長

「お前は?」

野田四郎

「僕は群馬っす」

課長

「岐阜と群馬か、どこ巡るんだ?」

坂東次郎

「合掌造りもいいかなって思ったんですが、やっぱ飛騨の山々ですかね」

野田四郎

「僕も草津温泉からの利根川観光っす」

課長

「坂東次郎が野口五郎岳で野田四郎が坂東太郎かよっ。もうちょい、身の丈にあった場所にしろよな笑」

坂東次郎

「そういう課長はどこ巡るんです? たしか静岡でしたよね」

野田四郎

「富士山っすか?」




課長

「いや、花鳥(課長)園だ」

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