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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
938/945

AI婚

田沢道弘

「俺、結婚するんだ」

西坂藤助

「お、おめでとう」

田沢道弘

「まあ、AI婚なんだけどな」

西坂藤助

「へぇ~」

田沢道弘

「同情の目やめろって」

西坂藤助

「してねぇよ。最近、増えてるよな。生身な娘より、話がわかって喧嘩も少ないだろ。羨ましいよ」

田沢道弘

「そうか? ありがとう」

西坂藤助

「あぁ、俺もAIの子にすればよかったわ」

田沢道弘

「それはやめとけって」

西坂藤助

「どうして?」




田沢道弘

「いや、AI同士は合わないだろ」

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