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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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殿様バッタ

ショウリョウバッタ

「おい、いい加減謝れよ」

オンブバッタ

「そういうお前はどうなんだ」

殿様バッタ

「なんだ騒がしい」

ショウリョウバッタ

「は、殿様バッタ様」

殿様バッタ

「苦しゅうない。面を上げい。で、何を騒いでいる」

オンブバッタ

「コイツが俺が見つけた草むらを横取りしようとしてましてね」

ショウリョウバッタ

「何をいう。俺が最初に見つけた餌場だぞ」

オンブバッタ

「何を」

殿様バッタ

「お前ら、見苦しいぞ。喧嘩両成敗、痛み分けだ。その陣地の半分を献上せい。残りの半分を分けるがよい」

オンブバッタ

「殿様バッタ様、しかし」

殿様バッタ

「何? 口ごたえか」

オンブバッタ

「め、めっそうも……」

殿様バッタ

「それで良いのだ」



ショウリョウバッタ

「まったく、オンブバッタのせいで」

殿様バッタ

「どうした、そんな顔をして」

ショウリョウバッタ

「いえ、先ほどの殿様バッタ様の処分がやはり身にこたえて」

殿様バッタ

「処分? 何のことだ。私は今帰ってきたところだぞ」





ショウリョウバッタ

「クソッ、あのバッタもんがっ」

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