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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
920/945

伸びしろ

チヨコ

「はぁ……」

マネージャー

「どうしたの、ため息なんかついて」

チヨコ

「私、このまま上手くやっていけるかな」

マネージャー

「何、弱気になってるの。まだまだこれからじゃない。あなたにはまだまだ伸びしろがあるんだから」

チヨコ

「でも、どんどんお客さんに嫌われてる気がして」

マネージャー

「それは仕方ないこと、人気の裏返しよ」

チヨコ

「でも、私お高くとまってるでしょ。お客さんに申し分なくて」

マネージャー

「バカね、そんなこと気にする必要はないわ。好きな人はどんだけ高くても金出すんだから」




チョコ

「でも、これ以上値上がりは……」


マネージャー

「何言ってんの、あなたにはまだまだ伸びしろがあるわ」

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