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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
916/945

幸運期

占いの館にて


有澤太賀

「最近、仕事でもミスが多くて」

占い師

「そうですか」

有澤太賀

「妻とも喧嘩が絶えなくて」

占い師

「それは大変ですね。しかし、もう大丈夫です」

有澤太賀

「本当ですか」

占い師

「はい。いいですか、人生のツキの量は決まっています。有澤、今日までよく頑張りました。ここまで不幸だった分のツキがもうそこまで来てます。ここからが幸運期です」

有澤太賀

「本当ですかっ!!」




有澤初奈

「で、口車に乗って買わされたわけだ」






耕運機。

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