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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
905/945

愛の罠

泉尾芽実

「センパイ、これ受け取ってください」

諸見鯉平

「これって」

泉尾芽実

「言わせないでください、義理じゃないですよ」

諸見鯉平

「ありがとう」


五年後


泉尾芽実

「ねぇ、あれほしい」

諸見鯉平

「またか、こないだも高級バッグ買ってあげただろ」

泉尾芽実

「あれはあれ、これはこれなの」

諸見鯉平

「まったく、無尽蔵だな」

泉尾芽実

「だって、あの日私の愛受け取ったでしょ。その分、返してもらわないと」




諸見鯉平

「I wanna〜ってか」

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