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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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射し殺す

俺にとって、殺すことなんてもう手慣れたもんだ。

これまで何百、何千……いや、もっと多くの命を涸らしてきた。もはや、殺すことに対して、何の感情も湧かない。あるとすれば、この手一つで生死を操れる猟奇的な興奮ぐらいか。


昨日だって殺した。


馬鹿な女だ。あとで自分が餌として射し殺されることも知らず、俺様を裏切るなんて。

何が一生、側にいてあげる、だ。クソっ、今夜も射し殺してやる。




さて、()し殺すオカズをどれにしようか……

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