878/945
自販機
瀬崎陽子
「そういえば、こないだ電池売ってる自販機見たよ」
瀬崎総
「電池か懐かしいな。昔はよく見たもんだ」
瀬崎三樹
「お姉ちゃん、それ全然珍しい自販機じゃないよ。私なんか、おでん売ってる自販機見たよ」
瀬崎昌也
「そんな自販機があるのか。そういえば、俺も和牛売ってる自販機見たな」
瀬崎総
「お前たちまだまだだな。パパはもっと珍しい自販機見たことあるぞ」
瀬崎陽子
「え、どんなの?」
瀬崎総
「缶缶」
瀬崎春佳
「カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン」
瀬崎昌也
「パパのせいで、またママ怒ったじゃん」




