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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
842/946

幸せな失業

時は218X年


水樹咲為

「ただいま……美和湖、実は話があるんだ」

水樹美和湖

「いきなりね、どうしたの?」

水樹咲為

「十数年前に火災完全防止機器の取り付けが義務化されたろ」

水樹美和湖

「えぇ、そうね」

水樹咲為

「義務化されたとはいえ、念の為として仕事があったわけだけど、遂にこの五年、火災発生件数が0件だったから、今日、解雇となったんだ」

水樹美和湖

「失業のわりに嬉しそうね」

水樹咲為

「だって、そうだろ。この世から火事がなくなったんだぜ」




水樹美和湖

「fire(火)がなくなったからfire(解雇)ってわけね」


水樹咲為

「ホント、非(火)の打ちどころのない世の中になったもんだ」

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