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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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いいふうふ

結婚式にて


樫原望

「まさか、君とこうして式を挙げられるなんて夢みたいだ。いや、そもそも君のお父さんに反対されると思ってた」

天海ゆい

「そう? たしかにあの人は昭和の人間だけど、話せばわかる人だから」

樫原望

「さすが、君の父親だ。これは君を絶対幸せにしないとな」

天海ゆい

「そう意気込まないでいいよ、あなたはあなたらしくいて。私も私らしくいるから。それがきっと、私たちらしさだから」

樫原望

「だな。それにしても、今日はいい日だ。いいふうふの日に君と結ばれるなんて」





天海ゆい

「えぇ、これからもいい夫夫(ふうふ)を紡いでいこう」

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