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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
811/946

絶対触感

下賀幸貴

「そういえば、俺、絶対触感なんだよね」

小椋惟香

「絶対触感?」

下賀幸貴

「音階がわかる絶対音感あるだろ、それの触感バージョン。目隠ししても肌触りだけで何か当てられるんだよ」

小椋惟香

「すごーい。やってやって……まず、これ」

下賀幸貴

「手帳」

小椋惟香

「正解。じゃあ、これは?」

下賀幸貴

「黒のネクタイ」

小椋惟香

「え、色まで。じゃあ、これは?」

下賀幸貴

「期日前投票宣誓書」

小椋惟香

「すごっ、書面の内容まで……なら、最後にこれは?」





下賀幸貴

「Aカップ」


小椋惟香

「失礼ね、Cカップよっ」

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