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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
798/945

認知症薬

光石医師

「残念ながら、絹枝さんには軽度な認知症が見受けられます」

佐田雪子

「そうですか」

光石医師

「ですので、いくつか薬を処方いたします」

佐田雪子

「よろしくお願いします」

光石医師

「まず、こちらとこちら朝晩2錠ずつ。で、これが昼晩1錠、これが朝昼晩2錠ずつ、これが朝3錠、絹枝さんご自身の力だけで服ませてください」

佐田雪子

「こんなに服用して、副作用とか大丈夫ですか」

光石医師

「安心してください。ぜんぶ、偽薬ですから」

佐田雪子

「そうなんですか、プラシボー効果ってやつですか」

光石医師

「いえ、そもそも薬服まなくてもいいんです」

佐田雪子

「え?」




光石医師

「いつ、どのくらい服用するか念頭に自力で準備するのが我々の狙いなんです」

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