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雑草魂
浜岡学
「やっぱ、僕はダメなんだ。所詮、雑草なんだ」
小塚先生
「いいや、君はダメな子なんじゃない。君には未知なる可能性を持ってるんだ。君はまだ若い、これからどんどん伸びる。雑草なら雑草魂見してやれ」
15年後
小塚先生
「いやぁ、君が立派な植物学者になるとはね」
浜岡学
「先生のお陰です。あのときもらった先生の言葉を支えに頑張ってきました」
小塚先生
「そう言ってもらえて何よりだ」
浜岡学
「それで今日は先生に食べてもらいたいものがあるんです。ノビルなんですが」
小塚先生
「おぉ、美味しそうだ」
パクっ
小塚先生
「う、う……お前、図ったな。これスイセンだろっ」
浜岡学
「スイマセン」




