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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
787/945

雑草魂

浜岡学

「やっぱ、僕はダメなんだ。所詮、雑草なんだ」

小塚先生

「いいや、君はダメな子なんじゃない。君には未知なる可能性を持ってるんだ。君はまだ若い、これからどんどん伸びる。雑草なら雑草魂見してやれ」



15年後


小塚先生

「いやぁ、君が立派な植物学者になるとはね」

浜岡学

「先生のお陰です。あのときもらった先生の言葉を支えに頑張ってきました」

小塚先生

「そう言ってもらえて何よりだ」

浜岡学

「それで今日は先生に食べてもらいたいものがあるんです。ノビルなんですが」

小塚先生

「おぉ、美味しそうだ」


パクっ


小塚先生

「う、う……お前、図ったな。これスイセンだろっ」





浜岡学

「スイマセン」

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